| 塗装状態もいいが、未塗装状態もなかなかだ |
ポルシェが自身のFacebookページに「ポルシェ935クラブスポーツのカーボンボディ」の画像を投稿。
ポルシェいわく、「ちょっと前に過去のレーシングカーのデザインを反映した935クラブスポーツを公開したが、未塗装のボディはどんな風になっているか見たことがあるかい?」。
つまりこの「全身カーボン」の935クラブスポーツは塗装前の状態だということになりますね。
ポルシェ935クラブスポーツは「公道走行が出来ず、公式レースに参戦できない」特殊なクルマ
ポルシェ935クラブスポーツはポルシェの70周年記念モデルの一環として77台限定、70万ユーロにて発売されたクルマ。
ベースはポルシェ911GT2 RSで、その(スチールとアルミで構成された)外装をカーボンファイバーに置き換え、各部を軽量化したもの。
その結果、車体重量は1380kgをマークし、ベースモデルの911GT2RSの「1470キロ」から大きく軽量化されていますね。
残念ながら公道走行ができない(FIAの規定にも合致していないので公式レースにも出場できない)クルマではありますが、近年発売されたポルシェの中では「これ以上はない」と思えるほどの希少価値を持つモデルでもあります。
かつ、過去のアイコン的モデルの要素が取り入れられているのも特徴で、たとえばテールパイプは「908」にインスパイアされデザイン、そしてドアミラーは911のレーシングカーである「911RSR」風。
エンジンは3.8リッター・フラットシックスで、もちろんGT2RS同様にツインターボで加給され700馬力を発生。
トランスミッションは7速PDKのみの設定で、エレクトロニック・スタビリティコントロールがアップグレードされ、データロガーも追加されています。
こうやって見ると、同じ「カーボン」といえどその繊維の粗さには差があるようで、粗い部分、細かい部分、織り方が異なる部分など様々ですね。
今まで気づきませんでしたが、ストップランプ(テールランプ?)はリアウイングの翼端に取り付けられている模様(919ハイブリッド同様)。
マルティニカラーやザルツブルク、クレーマーカラーに彩られたポルシェ935クラブスポーツも美しいと思うものの、カーボン地むき出しの935もまた荒々しさがあって魅力的ですね。
VIA:Porsche