| もし3件目、4件目が出たらけっこう大きな問題に |
F1オーストリア・グランプリ開催前のエキシビジョンのため、レッドブル・リンクを走行していたマクラーレン・セナが発火するというトラブルが発生。
運転していたのはゲルハルト・ベルガーで、発火に気づいてセナをコース脇に止め、スタッフが消化にあたったために大事には至らなかったそうですが、現在マクラーレンでは「原因を調査中」だと報じられています。
なお、セナが発火するのは2件めで、500台限定販売ということを考えると、「意外と多い」のかもしれません。
マクラーレンは状況を調査中。「現段階ではコメントを控える」
なお、今回のセナの炎上についてはTwitterやインスタグラムに画像や動画が投稿されており、マクラーレンにとっては「不都合な事実」。
1件めの炎上とされる、アレハンドロ・サロモン氏(ユーチューバー)のセナは納車わずか11日目に燃えており、しかもこれは完全に燃え尽きて修復不可能となっています。
サロモン氏はこれまでも「P1」「675LT」「720S」そして「セナ」を購入していて、その総額は3億円以上。
しかしながらマクラーレンはサロモン氏に対してなんら対応を行わず、それは購入したディーラー、そしてマクラーレン本社ともに同じ。
もちろんサロモン氏はこれに納得ゆかず、これまでにも何本かの関連動画を公開していますが、最近になって「これが3億円以上も支払った客へのマクラーレンの対応だ」としてマクラーレン購入に注意をうながす動画を公開しています。
これに対しては何も感じない人、もしくはマクラーレンに対して悪い印象を持つ人など様々だと思いますが、ぼくとしては「あまりマクラーレンに対していい印象は持てない」というところ。
なお、スーパーカーはよく燃えるということで知られますが、たとえば(ぼくの知る範囲だと)ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニが燃えた場合、それなりの対応があった、とは聞いています。
ちなみにサロモン氏自身はマクラーレンのファンだとしており、P1については「買うときは高いが、売るときは安いという、もっとも購入を後悔したクルマ」と語りながらも、その後続けてマクラーレンを購入しているので、マクラーレンに対してはそれなりに強い愛情を持っているようですね。
今回の件について、マクラーレンは「ことの重大さを理解している。調査の結果が出るまではコメントを控えたい」としており、これがもし「車両に問題あり」となるとサロモン氏にも補償や謝罪があるのかもしれませんし、逆に「何も問題はない」という声明が出される可能性も。
なお、「スーパーカーが燃える」理由はいろいろありますが、基本的には「エンジンの熱が高くなりすぎ」ることが原因。
ただ、もちろんそれに対してはメーカーも対策を施しており、その状況に対し「予想外の事態が」加わると炎上するということに。
そして予想外の事態には「燃料漏れ」「オイル漏れ」等がありますが、”スーパーカーに一番必要なオプションは消化器”という人もいるくらいですね。
Another Senna that just caught fire in Austria ? pic.twitter.com/1scHjrXXZV
— Earl Karanja (@Earlsimxx) 2019年6月30日