| このPrior Designはこれまでにも数多くのワイドフェンダーキットを発売 |
いつも過激なチューンドカーを世に送り出すことで知られるドイツのチューナー、Prior Design(プライオア・デザイン)。
今回はマクラーレン720Sをベースにした車両を公開していて、そのルックスはマクラーレン自身によるハードコアモデル「765LT」よりもずっとアグレッシブ。
ワイドフェンダー+巨大リアウイングというアメリカ西海岸の定番スタイルでもありますが、ここでその内容を見てみましょう。
可能な限り純正パーツを活用
一見すると「ボディパーツ総取っ替え」のようにも見えるものの、実際は純正パーツの上にアドオンするパーツも多いようで、フロントだと純正バンパーに対してリップやカナード、フロントワイドフェンダー(の一部)を装着。
おそらく穴を開けることになると思われ、後戻りはできそうにありませんが、コストとしてはまだ安上がりなのかもしれません。
ただしそこからは「大物パーツ」が装着されることになり、フロントフード、そしてフロントフェンダー、サイドステップからリアフェンダー。
前後オーバーフェンダーはいくつかのピースに分割されているようですね。
リアだとバンパー、ディフューザーが変更され、相当な高さと幅のあるリアウイングが装着されています。
車高もガツンと落とされ、ホイールサイズはフロントが20×9インチ(これだけで普通のスポーツカーの後輪くらいある)、リアが20×12インチ。
このワイドボディキットについては「全パーツのセット」にて提供されるとのことで、「バラ売り」はナシ。
リバティーウォークもやはり「ワイドフェンダー」についてはバラ売りを行わずセット販売のみでの提供としていますが、そこはプレミアム感を演出するための手法なのかもしれません。
なお、今回のマクラーレン720S用ワイドボディキットは「10セットのみ」の限定販売になるようですね。
今回のカスタムにおいてはエンジンのパワーアップ等アナウンスされていないものの、これまでにもPrior Designはメルセデス・ベンツ、ランボルギーニ等様々なクルマのパワーアップも行っており、追ってなんらかの発表があるかもしれませんね。
なお、ドイツは質実剛健なチューンを好み、見かけだけのパーツや意味のないパーツを取り付けることに対して批判的な風潮があると聞いたことがあり、それだけに今回の「パワーアップなしのワイドボディキット」はちょっと意外。
Prior Designはほかにもこういったカスタムをリリースしている
ここでプライオア・デザインがこれまでに発表したカスタムカーをいくつか紹介したいと思いますが、ちょっと前にはこういったランボルギーニ・ウラカンのワイドボディキットも発表。
Priorデザインがランボルギーニ・ウラカン向けの新作エアロ公開。オーバーフェンダーに車高ベタ落ち
GRスープラについてもワイドボディ+リアウイングキットを開発中。
新型トヨタ・スープラのカスタム一番乗り。ドイツのPrior Designがオーバーフェンダー+ウイングのド派手チューンを予告
こちらはAMG GTのワイドボディカスタム。