| ただし車体が保つかどうかはちょっと心配 |
1968年モデルのポルシェ911にテスラ・モデルS P85Dのモーターそしてパワーユニットを移植したカスタムカーが懸賞サイト、Ozmaeに登場。
この懸賞は日本には余り見られないタイプで、お金を払って懸賞に参加するもの。
一人何口でも参加でき、かつ一口あたりの金額が大きければ大きいほど当選確率も上がるという内容ですが、大量の資金が集まるため、チャリティー目的で利用されることもあるようですね。
今回の911の場合は、ピーターソン自動車ミュージアムの運営基金に充てるという目的が掲げられています。
ボディカラーはアイリッシュグリーン
掲載された情報によると、このポルシェ911はリアエンジンを取り払ってそこへモーターを搭載したとされていますが、インバーター等の関係なのか後席シートは取り払われて「2シーター」に。
トランスミッションはナシ、そして駆動輪は後輪のみ、そして出力はなんと500馬力以上。
なお、一回の充電あたり走行可能距離は200キロと短く、つまりはバッテリー容量がけっこう少ないのかもしれません(車体がコンパクトなので、バッテリー搭載スペースも小さい)。
なお、このカスタムを行ったのはフォルクスワーゲン車を専門にEVへとコンバートを行っている会社だそうで、今後はこういった「EVコンバート」需要が高くなることを見越してこういったカスタムを行っているのかも。
ちなみにもともとこの世代のポルシェ911に積まれるガソリンエンジンの出力はわずか90馬力なので、車体には様々な改良が施され、サスペンションはワンオフの強化品に、ブレーキにはドリルドローターが採用に。
充電に関しては「レベル2」チャージポート(リアのナンバープレート下部に隠されている)、リアデッキにはソーラーパネルが装着されているそうですが、このクルマでテスラ専用充電器「スーパーチャージャー」を使用している図はなかなかにシュールかも。
なお、ボディカラーは「アイリッシュグリーン」、そしてライティング類はLEDにアップグレード済み。
インテリアは至ってシンプルで、カーボンファイバー製のトリムが装着されるほか、ブルートゥース対応のオーディオシステムが装着され、当然ながらシフトレバーが除去されています。
他にはこんな「エレクトリック911」も
そして世の中には様々な「エレクトリック911」が存在していますが、ほかにもテスラのコンポーネントを移植した1979年製911も。
まさかの「RWBエレクトリック911」といった変わり種も存在。
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パイクスピークに参戦したエレクトリック911も話題を呼びましたね。
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