| この発想はまったく無かったが、むしろ通常のセナよりもアグレッシブなスタイルに |
見た目ほど変更や加工の範囲は大きくなく、最小の構成で最大限の効果を発揮する秀逸な製品だと思われる
さて、これまでにも数々のマクラーレン720Sのカスタムが公開されていますが、今回はダーウィンプロ・エアロダイナミクスから「720SをセナGTR風にカスタムする」という想像の斜め上をゆくエアロキットが公開に。
その価格は18,550ドル(約200万円)に設定されているものの、キットを装着した姿はまさに「マクラーレンGTRそのまんま」でもあり、画像から判断できるクオリティの高さからすると「むしろ安い」のかもしれません。
まさかここまでセナGTRに近づけるとは
まずはフロントですが、これはもう完璧に「セナGTR」。
この角度から見て「コンバージョンキット装着のマクラーレン720S」だと見抜ける人はそういないかもしれません。
ただし横から見ると、セナ、そしてセナGTR特有のドア中央にあるウインドウ、そしてリアフェンダー上のエアインテークが見られないため、「おや」と思う人がいるかな、というレベル。
しかしそこへと辿り着く前にはアグレッシブすぎるエアロパーツに目を奪われてしまい、やはり「これがマクラーレン720S」とはなかなか気づかないかも(ぼくは、実際にこのクルマを目の前にして、これがマクラーレン720Sだと気づく自信はない)。
見れば見るほど、このエアロキットはよく考えられている
そして驚くべきはこのリアエンド。
リアバンパーとボディとを連結する形にてステーが立ち上がり、巨大なウイングを支えています。
そのほかサイドステップやリアディフューザーもオリジナルデザインへと改められており、シャークフィンも装着済み。
リアディフューザーには縦型のストップランプが取り付けられるなどオリジナル要素もふんだんに盛り込まれているようですね。
テールランプもよく見ると720Sのままで、落ち着いて見てみるとその他の部分も「720Sのまま」が意外と多い模様。
そう考えると、このコンバージョンキットはポン付けとは行かないまでも「ポン付けに近い」取り付けができる可能性が高く、かつ変更箇所を最小限に抑えているにもかかわらず、劇的にそのルックスを変えてしまうという、ななかなか秀逸な製品なのかもしれません。
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