| 事故の詳細はわかっておらず、しかし幸いにもけが人は出なかったようだ |
マクラーレン・アルトゥーラの納車はまだはじまっていないとも、はじまったばかりだとも言われている
さて、スペインにてマクラーレン・アルトゥーラ「初の」クラッシュが発生したとの報道。
マクラーレン・アルトゥーラは3リッターV6ツインターボにハイブリッドシステムを持つスーパーカーで、最高出力680馬力、0-100km/h加速3秒というパフォーマンスを誇ります。
なお、アルトゥーラの顧客向けプロダクションモデルはまだ生産が開始されていないと聞いているので(欧州向けは納車が始まったという話もある)、今回クラッシュしたのはどうやらプロトタイプ、もしくはプリプロダクションモデルのようですね。
クラッシュしたのはどうやらマクラーレンの広報車
マクラーレンはこれまでにも何度かアルトゥーラを公の場に持ち込んでおり、どうやらこの個体はマクラーレンの広報車としてグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを走った個体と同じだと見られているもよう。
こういった広報車はメディア向けの試乗イベントや、各ディーラーに貸し出されたのち、そのディーラーの顧客の試乗用に供されることがあるものの、今回の事故についてはどういった状況で発生したのか謎のまま。
インスタグラムに公開された事故直後の画像/動画を見るに、ブルーのマクラーレン・アルトゥーラ(イギリスナンバー)がシルバーのBMWと衝突したことがわかり、飛び散ったパーツや破片、その破損度合いを見るとけっこうな衝撃があったこともわかります。
なお、その破損度合いの大きさにもかかわらず「走行速度は高くなかった」こともあわせて報じられていて、そのため幸いにもけが人はいなかった、とのこと。
画像だと、アルトゥーラが走行車線とは逆の対向車線に停まっており、もしかすると(通行区分が逆の)イギリス人ドライバーが走行車線を誤ったのかもしれませんし、そうでなくとも何らかの理由にて車線を割ったのかもしれません(左折後に起きた事故、というコメントも見られる)。
マクラーレン・アルトゥーラの修理コストはけっこうかかりそう
インスタグラムへの投稿から判断するに、このアルトゥーラのフロント周りはそっくり交換する必要があるように思われ、バンパー、ヘッドライト、フロントフェンダー、フロントフード、そしてラジエターはもちろん、さらにはクロスメンバーやサスペンションも無事では済んでいないかも。
ただ、アルトゥーラは強固なカーボンモノセル(バスタブシャシー)構造を持っており、フロントのクラッシャブルゾーンのみの損傷で済んでいる可能性も高く、もしかすると(スチールやアルミの)モノコックシャシーを持つスーパーカーよりは安価に修理できる可能性もありそうですね(マクラーレンのクルマは、さすがモータースポーツ直系だけあって、アッセンブリーごと(比較的)かんたんに交換できる構造を採用している)。
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参照:supercar.fails