| マクラーレンもついにアートカーへと参入 |
アートカーをビジネス的に正当化することは難しそうだが、知識層へのアピールには役立ちそう
さて、現在様々な自動車メーカーが「アートカー」を発表しており、ついにマクラーレンも公式に「アートカー」へと参入することに。
そして今回のアートカー製作にあたっては抽象芸術家ナット・ボーエンを起用し、鮮やかなマルチカラーのアートカーを作り上げていますが、これは色の背後にある心理を表す「クロモロジー」を視覚化したもので、マクラーレンによると、このレインボーカラーののアルトゥーラは、「アート」と「未来」というテーマを追求したもの。
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マクラーレン・アルトゥーラのアートカーはドバイにて公開
このアート仕様アルトゥーラはドバイの高級ホテル「ME」にて公開されることになり、ナット・ボーエンは「このエキサイティングなコンセプトをマクラーレンオートモーティブと一緒に作り上げ、ドバイでの私の初めての個展の一部として展示できたことを光栄に思っています。私の目標は、真に没入感のある体験を提供し、ビジターを日常の気晴らしから瞑想状態に導き、さらに色との関係を探求し発展させてもらうことなのです」とコメント。
この「レインボーカラー」について、光に反応し反射・吸収する半透明の樹脂顔料を使用して実現されたといい、そのためクルマとボディカラーとが空間の一部となると説明されています。
つまり周囲の環境次第でこのアルトゥーラはボディカラーを変化させるということになりますが、実際に見てみると、それは不思議な印象を与えてくれるのかもしれません。
マクラーレンの中東・アフリカ地区にてマーケットディレクターを務めるモハメド・ファウジ氏によると、「ナット・ボーエンとのコラボレーションにより、彼女の代表的なマルチレイヤーのアートワークを施したアルトゥーラを、MEドバイの象徴的な環境の中で展示できたことを嬉しく思っています。この展覧会は、参加したゲストから驚異的な歓迎を受け、ドバイをはじめとする中東地域の非常に情熱的なアートコミュニティとの交流に成功しました」とのこと。
ちなみにこのMEドバイ・ホテル・バイ・メリア(ザハ・ハディットによる設計)は現在非常に高い注目を集めており、ランボルギーニはじめハイブランドがイベントを行う会場として選ばれることが多いようですね。
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