| それでもコレクターには「マスト」な限定モデル |
ブガッティが新しいシロンのスペシャル・エディション、「シロン・ノワール・エレガンス(Chiron Noire Élégance)」「シロン・ノワール・スポルティブ(Chiron Noire Sportive)」を発表。
「ノワール」は英語だと「ブラック」ということになりますが、これらはまさにその名の通り「全身ブラック」。
ボディはもちろん、グリル、ホイール、ブレーキキャリパーそして”ホース・シュー”グリル内のBUGATTIエンブレムも赤地ではなく黒地が採用されています(エンブレムそのものはシルバー製)。
そしてボディパネルはカーボンの織り目が見える「ヴィジブルカーボン」。
ブガッティにとっては「色」すらも歴史の一つ
なお、ホイールは新デザインの「キャラクテア(Caractère)」が採用されており、これは「C」をテーマにしたデザインを持った「削り出し」ホイールで、仕上げは”マット・ポリッシュ・アルミニウム(オフィシャルフォトだと残念ながらそのデザイン、仕上げを確認できない)”。
そのほか、これも画像はないものの、ルームミラー、エンジンカバーもヴィジブルカーボン製。
ボディサイド、リアウイング裏には「Noire」ロゴが入り、このNoireロゴはインテリアにおいてもキックプレート、コンソール、ヘッドレストに用いられているようですね。
そしてシロン・ノワール・スポルティブだとボディ表面の仕上げが「マット」となり、ホイール、エキゾーストパイプ、スポイラー、グリル、モール類などもすべてマットブラックに。
インテリアにおいては「さらにブラック」仕上げが加速し、アルミ仕上げのパーツ類がマットブラックになるとアナウンスされていて、そうとうにイカツい仕様となっているのは間違いなさそう。
エンジンそのものは8リッターW16、出力は1500馬力で、これは「標準の」シロンと同じ仕様にとどまるようですね。
これら「シロン・ノワール・エレガンス」「シロン・ノワール・スポルティブ」は20台のみ(合わせて20台なのか、それぞれ20台なのかは不明)の生産に制限され、価格は邦貨換算にて3億6000万円に設定されています。
そしてこの限定モデルについては、ブガッティが発表した「世界で最も高価なクルマ」、ラ・ヴォワチュール・ノワール(下の画像)と同じテーマで作られている、とのこと。
ブガッティが遂に究極のワンオフモデル「La Voiture Noire」発表。その意味は”黒い車”、「世界で最も高級で、最もパワフルで、最も特別なクルマ」。価格は20億円にて販売済み
ラ・ヴォワチュール・ノワールもズバリ「黒いクルマ」という意味ですが、これはブガッティが1936年から1938年にかけて発売していた”世界でもっとも美しいクルマ”と評されるブガッティ・タイプ57CSアトランティーク(アトランティック)をモチーフにしたものです。
今回の「シロン・ノワール・エレガンス」「シロン・ノワール・スポルティブ」もその系譜に連なるとなると、コレクターにとっては「外せない」一台になりそうですね(2台同時に買う人も多そう)。
VIA: Bugatti