| ついに”世界で最も高価なクルマ”の納車準備が整う |
ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールの購入者はいまだ明かされず
さて、ブガッティは2019年3月に「ラ・ヴォワチュール・ノワール」と命名されたワンオフモデルを公開していますが、その際に語られたのは「納車までに2年かかる」。
そして当時からおよそ2年が経過した現在、ブガッティがそのラ・ヴォワチュール・ノワールの最終市販モデルのティーザー画像を公開することに。
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すでにラ・ヴォワチュール・ノワールは納車済み?
なお、このブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールは4月22日にもブガッティ本社近くにて目撃されており、その後最終テストと調整・仕上げが行われた後に納車された、とも。
ただしブガッティはこの「謎の」オーナーの協力を得、ラ・ヴォワチュール・ノワールのワールドプレミアを行なうようですね。
ちなみにオーナーについては明かされておらず、ブガッティはただ「ブガッティの熱烈なコレクター」とだけ公表。
そして今回のティーザー画像では「5月31日にお会いしましょう」と記されており、5月31日に何らかの方法にて(おそらくオンラインにて)お披露目されることになりそうです。
ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールはこんなクルマ
ブガッティ・ラ・ヴォワチュール (Bugatti La Voiture Noire)の意味は”黒い車”で、3台のみ(オープンを入れて4台)のみが製作されたブガッティの名車、タイプ57SC アトランティーク(アトランティック)へのオマージュ。
このブガッティ・タイプ57SCアトランティークに搭載されるエンジンは直列8気筒3.3リッター、出力は200馬力(スーパーチャージャーつき)で、最高時速は200キロを超えるとされ、1930年代に製造されたクルマとしては規格外の性能を持っていたと言っても良さそうです。
ちなみにこのタイプ57シリーズ(ボディ形状はアトランティーク含め4種類ある)は創業者であるエットーレ・ブガッティの息子であるジャン・ブガッティによる設計。
そのうちタイプ57アトランティークは自動車史上「最も美しいクルマのうち一台」と称され、製造されたクーペモデル3台のうち1台を所有するのがかのラルフローレンだと報じられていますが、同氏はほかにもタイプ57(SCアトランティークではない)を所有していることでも知られます。
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これを現代に蘇らせたのがラ・ヴォワチュール・ノワールということになり、ブガッティCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によれば、このBugatti La Voiture Noireは「世界で最もパワフルで、世界で最も高級で、世界で最もエクスクルーシブな(例を見ない)ハイパースポーツカー」。
さらにこれは「ラグジュアリーリムジンの乗り心地とハイパースポーツカーのドライバビリティとをそなえたクーペ」とも表現しており、その価格は約20億円だと言われます。
今回お披露目されたのちはオーナーのガレージにずっと保管されることになると思われ、おそらく二度と公衆の面前もしくはネット上に現れることはなさそうですが、それだけに5月31日の発表を心待ちにしたいと思います。
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参照:Bugatti