ブガッティ・シロン、ボリードがついに完売！今後は現行モデルを注文できず、ブガッティは2024年までかけて現在の注文分を生産することに

｜　更にブガッティは「ブガッティの歴史上、2021年はもっとも成功した年になった」とアナウンス　｜

ニューモデルについては、すでにVIP顧客にはアナウンスがなされているというが

さて、フォルクスワーゲン傘下のブランドにおいては、ポルシェそしてランボルギーニがそれぞれ「2021年には過去最高の販売台数を記録した」と報告を行っており、さらに今回はブガッティもそれらに続き「2021年は同社史上、もっとも成功した年になった」と発表。

ブガッティによると、2021年には150人の顧客がブガッティのハイパーカーをオーダーし、そのうち60％がブガッティにとっての「まったく新しい顧客であった」そうですが（まだそんなにこの価格帯を購入する人たちが残されていたのか・・・）、なんといっても販売面における最大のトピックは「シロンがすべて完売したこと」「ボリードもすべて完売したこと」。

なお、シロンは500台のみの限定生産という計画で発売されていて、昨年10月にはその「残りの枠が40台を切った」ことがアナウンスされていたものの、その40台もわずか2ヶ月ちょっとで消化してしまった、ということになりますね。

ラ・ヴォワチュール・ノワール、ディーヴォも納車済み

2021年に納車された車両の中には、”世界最速”304.773mph（490km/h）を記録した特別仕様車「シロン スーパースポーツ 300+3」の1台目、オートクチュールのワンオフ特注車「ラ ヴォワチュール ノワール」が含まれ、”ブガッティのコーチビルドの伝統を再解釈した”ディーヴォの全ても納車が完了したといい、着々とその生産予定を消化しているということに。

さらに2021年、ブガッティは世界中のより広い地域に販売を広げ、アジアでは東京とシンガポール、中東ではリヤド、英国ではマンチェスターにショールームを開設し、ブガッティの存在感をさらに強化しています。

ブガッティ・リマックの最高執行責任者兼ブガッティ・オートモービルズの社長であるクリストフ・ピオション氏によれば「2021年は、世界が直面するあらゆる困難にもかかわらず、ブガッティにとって例外的な年でした。2018年1月から2021年11月まで社長として私たちの会社を率いたステファン・ヴィンケルマンは強固な基盤を築き、そのおかげで私たちは今回、112年の歴史の中で最も成功したセールスイヤーを実現できたのです」。

ブガッティ・オートモービルズのセールス＆マーケティング担当マネージング・ディレクター、ヘンドリック・マリノフスキ氏は「非常に優秀でモチベーションの高いチームのおかげで、4年連続で業績を改善することができました。この驚くべき結果に貢献したブガッティ・チームのメンバーひとりひとりと、ブガッティのビジネスパートナー、なによりブガッティを支えてくださるお客様に感謝したいと思います」とコメント。

ブガッティは新会社を設立済み

そしてブガッティにおける2021年最大のニュースというと新会社「ブガッティ・リマック」の設立。

これによってブガッティは未来へ向けて新たな道を歩み続けることになりますが、リマックアウトモービリCEO、そして電動化のパイオニア、そしてヨーロッパで最も才能あるイノベーターであり起業家だと評されるメイト・リマック氏によると「ブガッティ・リマックは、1世紀以上にわたる伝統、クラフツマンシップ、イノベーションに加え、リマック・アウトモービリの機転と独創的なエンジニアリング、先駆的な電動化技術を融合させた世界最高のハイパーカー企業であると確信しています。ブガッティを生涯愛し続けた者として、ブガッティの革新的な新しい未来に向けて、CEOとしてこの共同会社を率いることを光栄に思います」。

なお、ブガッティの創始者であるエットーレ・ブガッティは、「ブガッティに匹敵するものがあれば、それはもはやブガッティではない」と語っていて、この言葉が示すとおり、ブガッティは最先端のテクノロジー、別世界のパフォーマンス、そして最高のクラフトマンシップ、デザイン、テクノロジーを発揮し、今後も比類なき存在として君臨し続けることになりそうですね。

ブガッティは2022年も快走を続ける

そしてブガッティによると、2022年には少なくとも80台の車両を納車する予定だといい、近日中には最初のシロン・スーパースポーツ、そして2022年中にはすべてのチェントディエチ（10台）が納車されることに。

加えてボリードの開発も進め、こちらは2024年の納車を予定している、とのこと。

ブガッティは今後シロン後継モデル、そして新たに追加されるハイパーカー（もしくはハイパーSUV）の開発を行おうことになるかと思いますが、それらについても公式・非公式をとわず様々な話が耳に入ることになりそうですね。

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参照：Bugatti