Image:Frank Heyl(Instagram)
| こういった「ユーザーフレンドリー」「ファミリー」的な対応はさすがブガッティである |
ただしこのドリンクホルダーの価格については「推して知るべし」
さて、ブガッティのクルマは「およそ考えうる限りの最高の素材と技術、デザインを集結させ」作り上げられていると認識していますが、意外にも「カップホルダーがなく」、そこで今回ブガッティのデザイナーが(ブガッティオーナーの)リクエストに答え、ワンオフのカップホルダーを作ることにしたのだそう。※ランボルギーニ・ウラカンにもカップホルダーが存在せず、フォルクスワーゲングループは「スーパーカーやハイパーカーにカップホルダーは不要」だと考えているのかも
この「カップホルダーをリクエストした」オーナーはシャノン・ラルストンさんといい、彼女はドアポケットにドリンクを入れていたところ、誤ってそれをこぼしてしまい、そこで「カップホルダーを後付けできないか」という相談をブガッティに対して行ったようですね。
ブガッティのデザイナーが「オーナーの要望」を実現すべく立ち上がる
そこでシャノン・ラルストンさんのために立ち上がったのがブガッティのチーフデザイナー、フランク・ヘイル氏。
同氏が自身の公式インスタグラムアカウントにて公開した動画ではシャノン・ラルストンのシロン・スーパースポーツ「ル・ディアマン・ブラン」の3Dカーコンフィギュレーターが表示されており、そこで運転席のドアを開けると、カップホルダーがドアポケットに装着されている様子を見て取ることが可能です。
このカスタム3Dプリントカップホルダーは、既存のスペースにぴったりフィットして「ツールレスデザイン(つまり無加工)」で簡単に取り付けが可能だと説明されていますが、カップホルダーには2つのスロットがあり、大きい方はボトル用、小さい方は(コーヒー缶などの)缶飲料用。
もちろん、カップホルダーにはオーナーの名前が刻まれており、フランク・ヘイル氏は「クリスマスに間に合わせるためにデザインが完成しました。このデザインに承認をいただければ、ラピッドプロトタイピングで3Dプリントされたパーツを作成し、1月に最初のフィッティングテストを行えるように発送します」とコメントしていますが、これに対し、シャノン・ラルストンさんは「もちろん承認します!あなたとブガッティチームの皆さんは本当に素晴らしいです。世界で一番幸せな女性になった気分です。ありがとう、フランク! 」とリプライ。
おそらくはこの動画を見たシロンのオーナーは相次ぎカップホルダーを(自身の名前入りで)リクエストすることになりそうですが、シャノン・ラルストンさんにとっては(現物の受取は少し先になるものの)ちょっと早めのクリスマスプレゼントとなったようですね。
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参照:frank.heyl