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プジョーが”FFしかない”3008でベトナムの自然を走破する!「プジョーのアドバンスド・グリップコントロールがあれば、FFでも4WDと同じように走れる」

2019/08/12

| もちろんプジョーの歴史を語る上で欠かせない「自転車」もお供 |

プジョーがそのオフロード走行性能をアピールするため、そのSUV「3008」にて、ベトナムはホーチミンを走破するという企画を実施。
これは英国Top Gearと共同して行うものですが、車両の方にはルーフラック、そしてバイシクルキャリアを装着。
その上でそれぞれにルーフテントと自転車を積んで冒険の旅へと出かけています。

なぜプジョーは大自然を走破せねばならなかったのか?

今回、この企画に使用された3008は「1.6リッター・ピュアテックGT Line」。
上記の装備のほか、17インチサイズのスチールホイール、クーパーAT3オフロードタイヤ、スキッドプレート、LEDライトバーを装着。
ボディサイドにはグリーンのストライプが入ります。

そこで気になるのが、なぜプジョーが3008のオフロード性能をアピールする必要があるのか?ということ。

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その理由としては「プジョー3008がFFだから」。
つまりはSUVであるにもかかわらず4WDを持たず、それについて度々言及されているものの、FFしかないのにはそれなりの理由があり、「プジョーがFFでも十分だと考えたため」。

プジョーは4WDシステムを採用すると重量とコストが増加すると考え、しかし4WDと同等の走破性を実現する「アドバンスド・グリップ・コントロール」を3008に与えています。

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これは「ノーマル」「マッド」「スノー」「サンド」といったモードを備え、トラクションコントロールとブレーキとを統合して制御するシステムで、ヒルディセント・コントロールすら有する、というもの。

プジョーいわく「トラクションは車両に任せ、ドライバーはステアリング操作のみに集中できる」としていますが、今回の企画はまさにその性能をアピールするため、ということになりますね。

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なお、リアには「自転車大好き」なベトナムを意識したのか、レトロな自転車を積載。

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そして自転車はよく見ると「プジョー製」。

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プジョーの「乗り物への参入」は自転車からはじまった

ちなみにプジョーは世界最古の自動車メーカーとしても知られますが、当初(1810年くらい)はペッパーミルを製造。
鉄の加工と「歯車」を作ることに長けていたということになり、その後は「自転車製造」に乗り出しています(よって、プジョーが自転車を作るのは、たとえば他の自動車メーカーが”あとから”顧客向けに自転車を製造し始めたのとは根本的に異なる理由から)。

そして、1889年にはじめて製造した自動車(蒸気機関を仕様していた)は”3輪”で(公式サイトに紹介がある)、そのためにプジョーは「3輪」に対して強い執着を持ち、これまでも3輪のコンセプトカーを発表したり、都市型3輪スクーター(というかクルマとバイクとの中間)”VeLV”を発売していますね。

そしてブレードランナー2049に登場した”プジョー”もやはり三輪。
プジョーの歴史は過去・現在・未来とも、三輪車(スリーホイーラー)とともにある、ということなのかもしれません。

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