| すでに高値になってしまったクルマがさらに高値となる可能性も |
アメリカには「25年ルール」というものがあり、これは「アメリカで新車販売されなかったクルマは、その後25年間アメリカに輸入はできない」というもの。
裏を返すと「25年たてば輸入してもいい」ということになり、2019年に「アメリカへと輸入可能になるクルマの一部」が公開されることに。
そして「25年ルール」が適用されると、対象車種が一気にアメリカへとなだれ込むことになるので、世界中の在庫が「(需要の高まりによって)高騰」する傾向がありますが、ここでどういったクルマがそれに該当するのか、を見てみましょう。
2018年、「25年ルール」でアメリカに輸出可能な車はコイツらだ。「80スープラ」「ランエボⅡ」「S14シルビア」etc.
25年ルールが適用されるクルマにはこんなものがある
25年を逆算すると、「1994年に製造が開始されたクルマ」。
そしてこのクルマはアメリカには入っていなかったのか、という驚きもあります。
トヨタ・セリカGT-Four
まずはトヨタ・セリカGT-Four。
このST205世代のセリカGT-Fourはアメリカには入らなかったとのことですが、このGT-Fourはモータースポーツ直結ということでアメリカ人に好まれそうなクルマ。※GT-Fourではないセリカ、たとえばST200/202/203/204はアメリカへ正規輸入されている
2リッターターボエンジンは252馬力を発生し、駆動方式は4WD、そしてトランスミッションは5速MT。
ワイドボディに専用エアロ、巨大リアウイングが大迫力なモデル。
アウディRS2
アウディとポルシェとのコラボによって作られたクルマで、ブレーキやホイールは「ポルシェ製」。
315馬力を発生し、0-100キロ加速5.4秒というクルマです。
アウディ初の「RS」モデルでもあり、最近アウディとABTとのコラボによって発表された「RS6アバント・ノガロ・エディション」はRS2へのオマージュだとされています。
BMW M3セダン
これはちょっとびっくりで、アメリカには1997年までM3セダンが入っていなかった、とのこと。
つまりクーペのみの販売であったということになりますが、当時アメリカ向けのM3に搭載されるエンジンはドイツや日本のM3に積まれるものとは異なり、「S型」ではなく、やや特殊であったと記憶しています。
https://intensive911.com/german-car-brand/bmw/70720/
ランボルギーニ・ディアブロSE30
ランボルギーニ・ディアブロ自体はアメリカに正規輸入されていたものの、限定150台となるランボルギーニ30周年記念モデルの「SE30」は正規で入っておらず、従ってこれまで「アメリカには輸入不可能」。
同一モデルであっても、アメリカに正規輸入されるものと形式が異なれば「25年ルール」対象となるようですね。
なお、ディアブロSE30はすでに価格がかなり上がっていますが、今後もまだまだ上昇することになりそうですね。
三菱FTO
アメリカでは「エクリプス」がよく売れていたため、それと競合するであろう(FTOのほうが安いので、エクリプスのシェアをFTOが食うと利益が減る)FTOは当時アメリカに輸入されず。
日産シルビアNISMO 270R
S14世代のシルビアをベースにしたコンプリートカーで、50台のみが作られたハイパフォーマンスモデル。
266馬力に出力が高められたエンジンやLSD、アグレッシブなエアロが特徴です。
日産スカイラインGT-R V-Spec Ⅱ
通常のGT-Rに比較してブレンボ製のブレーキディスクやBBSホイールで武装したV-SpecⅡ。
「Ⅱ」では、初代V-Specに比較して太めのタイヤが装着されています。
サスペンション、そして4WDシステムのアテーサの設定も変更されているようですね。
VIA:Motor1