| アウディが「初のRSモデル」、RS2へのオマージュを発表 |
アウディが超速ワゴン、RS6をさらに過激に705馬力までチューンした「RS6アバント・パフォーマンス・ノガロ・エディション(RS6 Avant Performance Nogaro Edition)」を公開。
ベース車両はRS6アバント・パフォーマンスで、アウディ最初の「RS」モデルとなる「RS2」へのオマージュという位置づけ。
外観はRS2のイメージカラーでもあったブルー、そしてグロスブラックのパッケージオプション装着、チタニウムエキゾーストシステム、21インチ・ブラックフィニッシュホイールがその特徴。
かなり本気なインテリア
インテリアについてもブルーが反復使用され、こちらはレーシーなアルカンタラ、もちろんカーボンファイバーも採用に。
ヘッドライナーもアルカンタラ張りとなっていて、レーシングカーのような雰囲気すらありますね。
さらにフロアマットにはブルーのパイピング、ブラックの生地にはブルーのコントラストステッチを採用するなど、かなり気合の入ったカスタム内容となっています。
標準のRS6アバント・パフォーマンス・ノガロ・エディションだとエンジンは4リッターV8/605馬力(最高時速305キロ)ですが、なんと今回はABTによるチューニングメニュー「スポーツライン」が用意され、これを選ぶと705馬力、最高速度は時速320キロにまで伸長。
アウディは現在「S/RS」モデルをサブブランド化した「アウディスポーツ」を通じ販売しているものの、今回アウディスポーツではなく「ABT」という外部チューナーを使用したのはかなり意外。
これまでもフォルクスワーゲンやアウディでは地域やディーラー限定にてABTとのコラボモデルがあったと記憶していますが、ブランディングを重視している、そして今後ブランドを強化したい現在のアウディスポーツとしてはかなり異例だと言えるかもしれません。
なおRS6アバント・パフォーマンス・ノガロ・エディションの生産は150台に限定され、価格はドイツ本国にて約1800万円から。
アウディRS2はこんなクルマ
ネタ元となるアウディRS2はこういった感じ。
1994年にアウディ80アバントをベースとしてアウデイとポルシェとが共同開発した車で、ポルシェが製造を行ったことでも有名(メルセデス・ベンツ500Eと経緯がよく似ている)。
出力は315馬力、0-100キロ加速は5.4秒という、当時としては破格のスペックを誇ります(なぜセダンやクーペではなくワゴンボディが選択されたのかは謎)。
ブレーキにはポルシェ928Sのものが使用され、レッドキャリパーに「PORSCHE」ロゴが入ることでも知られ、生産台数は2891台とのこと。