アメリカ人が信頼していないクルマもまたアメ車
米国において大きな影響力を持つ調査機関「コンシューマーレポート」が各種調査を発表。
今回は「もっとも信頼できるクルマ」「もっとも信頼できないクルマ」「これまでオススメしてきたが、もう御勧めできないクルマ」を公開しています。
ここでその内容をざっと見てみましょう。
2019年、もっとも信頼できないクルマはこうなっている
こちらは「もっとも信頼できない」つまりトラブルの多いクルマ。
これは17の項目に渡り調査を行ったもので、エンジンやトランスミッションといった基本的な問題から、パネルのチリといった細かいところにまで調査が及んでいます。
この調査で「もっとも信頼できない」クルマはジャガーF-Pace。
コンシューマーレポートでは常にジャガー・ランドローバー、そしてFCA(フィアット・クライスラー)のクルマが「信頼できない」ランキング常連。
以前はミニも信頼性では下位常連であったものの、最近ではそこを脱出したようですね。
ここでそのランキングを見てみたいと思いますが、ワースト10のうち、なんと6台がアメ車という顔ぶれです。
1.ジャガーF-PACE 2.ビュイック・エンクレーブ 3.テスラ・モデルX 4.シボレー・シルバラード2500HD 5.キャデラックCTS 6.キャデラック・エスカレード 7.キア・カデンツァ 8.アルファロメオ・ジュリア 9・キャデラックCTS 10.フォルクスワーゲン・アトラス |
2019年、信頼していいクルマのリストはこれだ
一方こちらは「信頼できる」クルマのリスト。
ただし調査対象があまりに多いため、「セグメントごとに」トップを抽出した内容となっています。
こうやって見るとやはり「トヨタ強し」ですが、スバルの姿も見られますね。
一方、国産だと日産やホンダやスバルの名はなく、これらはほかの統計でも総じて品質評価が低いようです。
ミッドサイズSUV:スバル・アセント ミッドサイズカー:トヨタ・カムリ・ハイブリッド コンパクトラグジュアリーカー:アウディA4 サブコンパクトSUV:ヒュンダイ・コナ サブコンパクトカー:トヨタ・ヤリス ラージカー:トヨタ・アヴァロン・ハイブリッド ラグジュアリーSUV:BMW X5 ハイブリッドカー:トヨタ・プリウス コンパクトSUV:スバル・フォレスター フルサイズトラック:フォードF-150 |
2019年、「オススメから漏れた」のはこのクルマ
そして2019年にオススメから漏れることになったのはこの6車種。
アキュラRDXの評価が低いのはインフォテイメントシステムに問題があるからだとされ、本題いわく「初期生産モデルにはソフトの不具合があった」。
BMW 5シリーズはキーレスエントリーシステム、カーナビゲーションシステム、ライティング等電気系統に問題があったようですね。
アキュラRDX BMW 5シリーズ ダッジ・チャージャー / クライスラー300 テスラ・モデル3 フォルクスワーゲン・ティグアン |
そしてテスラ・モデル3は内装の組み付けやパネルのチリ、ガラスのクラックなどが報じられていますが、これは以前にもレポートされたとおりで、「結構深刻な」状況だと言えそうです。
VIA:Comsumer Report