| TTセダンは「アウディスポーツクワトロ」風のデザインになるらしい |
ドイツのカーメディア、Auto Bildが報じたところでは「アウディがQ9とTTの4ドアを、それぞれ2020年後半と2021年に投入する」とのこと。
Q9はいわゆるフルサイズSUVとなり、3列シートを備えてBMW X7やメルセデス・ベンツGLSに対抗するクルマになる、と言われます。
なお、アウディはすでに「Q9」を商標登録しており、数年前から登場のウワサがあったものの、今回ようやく(ウワサが真実であれば)実現する、ということに。
そしてこのQ9はクーペ風のスタイルを持つとされますが、そうなるとQ8との競合の心配や、さらには「3列目シート」が使い物にならなくなるため、クーペ風ではなくボックス型となる可能性もありそうですね。
アウディは高級SUVを「儲けネタ」だと判断?
なお、アウディは先日「2018年のモデルごと販売台数」を公表していて、これを見るとQ8の販売台数はA3よりも多くQ3並み。
おそらくQ8の利益率はかなり高いと思われ、これだけの台数が出るのであれば、アウディは「ウハウハ」なんじゃないかと思うわけですね(アウディもここまでQ8が売れるとは考えていなかったと思われる)。
だからこそアウディは「ここ数年発売するかどうか迷っていた」Q9につき、「Q8がこれだけ売れるならQ9を発売しない手はない」と考えた可能性が高く、今回の報道につながったのかもしれません。
A3・・・10,418台 前年比 -41% A4・・・26,435台 前年比 -24% A5・・・23,023台 前年比 -11% A6・・・17,807台 前年比 69% A7・・・4,955台 前年比 29% A8・・・2,963台 前年比 85% e-tron・・・5,369台 Q3・・・14,822台 前年比 -12% Q5・・・67,516台 前年比 -4% Q8・・・14,256台 前年比 603% R8・・・574台 前年比 -38% TT・・・1,324台 前年比 3% |
一方の「4ドアTT(TTセダン)」ですが、これはA3スポーツバックとA5スポーツバックの代わりに発売されるとも言われていて、つまりは「TTのバリエーション」というわけではなく、販売終了となったモデルの「穴埋め」だとも考えられます。
そのためか「TTセダン」については、ルーフは丸みを帯びたものではなく「平べったくなり」、アウディ・スポーツ・クワトロ・コンセプト(下の画像)っぽくなる、とも。
それでも「TT」を名乗るのは、現行モデル限りで終了となってしまう「TTクーペ」「TTロードスター」のかわりに、なんとしても「TT」の名を残したいというアウディ内部の「TT存続派」の働きかけによるものなのかもしれませんね。
さよならアウディTT。アウディCEOが正式に「TT終了」を発表し、その後継は「まったく別の」エレクトリックカーとなることを発表