| レーシングカーがモチーフといえど、なかなかに奇抜なカラーリングで登場 |
アウディがR8にスペシャルエディション”グリーンヘル”を追加。
グリーンヘルとはニュルブルクリンクの別称ですが、これはニュルブルクリンク24時間レースにおける過去5回の勝利を記念して発売される、とのこと。
そしてこの限定モデルは、アウディスポーツ・チーム・フェニックスが採用するダークグリーンとレッドをモチーフとしたイメージカラーのほか、アイビスホワイト、デイトナグレー、ミトスブラックも選択が可能となっています。
マットブラックにグロスブラックのアクセント
いずれのカラーを選択したとしてもフロントフード、Aピラー、ルーフにはマットブラックのアクセントが入り、ドアミラー、サイドスカートそしてリアディフューザーもマットブラックに。
加えてホイールはマットブラックへとペイントされた上でレッドのアクセントが用いられ、サイドブレードには「Green Hell R8」ロゴがグロスブラックにて入ります。
そして珍しいのはフロントウインドウ上のマットブラックのバンド(ハチマキ)にグロスブラックを用いた「Green Hell R8」ロゴ。
アフターマーケットやレーシングカーでは珍しくない仕様ですが、「メーカーの発売するクルマ」にこれが用いられるのはかなり珍しい、と思います。
フロントフード状のフォーリングス、フロントグリル上のバッジは「ブラック」。
マットブラックとグロスブラックとの組み合わせも「メーカー純正」としてはかなり珍しいですね。
リアのフォーリングス、R8バッジ、テールパイプもブラック仕上げ。
ホイールの「レッドアクセント」もメーカー純正としては非常に珍しく、ボディカラーがブラックやホワイトであればよくマッチしそうではあるものの、この「グリーン」との組み合わせを選ぶのはかなりの勇気が必要となりそうです。
エンジンは通常モデルと同じく5.2リッターV10、出力は620馬力。
トランスミッションは7速Sトロニック、そして駆動方式は4WD(クワトロ)。
0ー100キロ加速は3.1秒、最高速度は331km/hというところも通常モデルと同じですね。
限定台数は全世界でわずか50台、価格は233,949.59ユーロに設定されています。
アウディR8グリーンヘルのインテリアはこうなっている
そしてこちらはR8グリーンヘルのインテリア。
ブラックアルカンターラに覆われたスポーツシートにグリーンのステッチ、専用フロアマットに専用デザイン(12時位置にセンターマーク入り)を持つステアリングホイールが装着されています。
アウディR8 LMSはこんなクルマ
アウディR8LMSはアウディが販売するR8ベースのレーシングカー。
コストパフォーマンスが高く、かつ維持費用や補修費用が比較的安価ということで多くのチームに愛用されている、と言われます。
製造はロードバージョンのR8と同じラインで行われているといい、それだけ市販車との共通性が高い(パーツ代が安くメンテナンスしやすい)ということになりそうですね。
なお、このLMSシリーズは「R8 LMS GT4」から「R8 LMS GT3」、「R8 LMS GT2」まで3つのカテゴリーに対応すべくラインナップがなされています。