>VW(フォルクスワーゲン/Volkswagen) >アウディ(Audi) >テスラ(TESLA) >メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG) >韓国の自動車メーカー

日産、アウディ、テスラ、ベンツなど6台のEVを集めて「バッテリー残量がゼロになるまで」サバイバルレースを行ったら?やっぱりテスラは優秀だった【動画】

日産、アウディ、テスラ、ベンツなど6台のEVを集めて「バッテリー残量がゼロになるまで」サバイバルレースを行ったら?やっぱりテスラは優秀だった【動画】

| テスラはなにかと品質や仕上げに関する問題が報じられるものの、EVの基本的な性能に関しては驚くほどクレームが少ない |

意外ではあるが、メルセデス・ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲンの効率はよろしくないようだ

さて、いつもはドラッグレース動画を中心に公開するCarwowですが、今回は趣向を変えて「EVの航続距離がどの程度なのか、満充電からバッテリーがゼロになるまで走ってみた」という動画を公開することに。

EVにはつねに「走行距離」「充電」という問題がつきまとい、そもそもメーカー公称値を信じていいのかどうか、そして渋滞やエアコンの使用状況などで航続可能距離が刻々と変化すること、さらには充電施設まで走れるかどうか、加えて充電にかかる時間など、とにかくEVの運転は「不安との戦い」でもあり、これが購入を妨げている大きな理由であるとも考えられます。

テスラ・モデルY
英国ではEVへの関心が薄れる?EV購入を検討する人々は世代によって最大19%も減少することに。なお最大の心配事は「充電施設」そして「航続可能距離」

| EVの普及にはまだまだ障壁が多そうだ | 解決すべき問題は明白ではあるものの、その問題がなかなか解決できない さて、現在アメリカではガソリン高によってEVへの注目度が高まり、欧州においてもEVの販 ...

続きを見る

サバイバルレースに参加したEVは6台

そして今回のサバイバルレースに参加した電気自動車は「アウディA4 E-Tron スポーツバック」「ジェネシスGV60」「メルセデス・ベンツEQA」「日産アリア」「テスラ・モデルY」「フォルクスワーゲンID.Buzz」の6台。

EV-Range (4)

公平を期すために同じ場所から6台が一斉にスタートし、同じ速度、同じルートにて走行を行うわけですね。

EV-Range (5)

コースは主に高速道路のようですが、もちろん一般道や渋滞もあり、実際の使用に近い環境だと言っていいかもしれません。

EV-Range (7)

バッテリーが尽きるまで走った結果はこうなった

そしてそれぞれの6台はバッテリー残量がなくなるまで走り続けるものの、このあたりは自動車メーカーによって「残量ゼロ」の捉え方が異なるかもしれず、あるメーカーは余裕を残しつつゼロと表示するかもしれませんし、またあるメーカーは完全にバッテリーがなくなった状態をゼロとするのかも。

よって、このあたりのロジックによって「数キロ~十数キロ」程度の誤差が生じる可能性もありそうです。

EV-Range (2)

そこで最終的な結果がこちら。

もっとも長い距離を走ることができたのはテスラ・モデルY、次いで日産アリア、ジェネシスGV60、アウディA4 E-Tron スポーツバック、メルセデス・ベンツEQA、フォルクスワーゲンID.Buzzといった順です。

ただしそれぞれバッテリー容量が異なるので、バッテリー容量1kWhあたりの走行距離、つまり「電費」にしてみるとテスラ・モデルY、次点はジェネシスGV60、日産アリア、アウディA4 E-Tron スポーツバック、メルセデス・ベンツEQAが同一、そして最下位はフォルクスワーゲンID.Buzz。

メーカー公称値に対する「現実的な走行距離」達成度だと日産アリアがトップ、そしてテスラ・モデルY、フォルクスワーゲンID.Buzzとメルセデス・ベンツEQAが同じで、最後はアウディA4 E-Tron スポーツバックという順番です。※ここにトヨタ/レクサスのEVが入っていたら”惨敗”だったと思う

EV-Range (3)

トヨタbZ4Xにまた災難!北欧メディアのテストでは「公称航続距離の50%以下」しか走らずトヨタが調査開始。なおテスラは70%、VWとメルセデスは67%
トヨタbZ4Xにまた災難!北欧メディアのテストでは「公称航続距離の50%以下」しか走らずトヨタが調査を開始。なおテスラは70%、VWとメルセデスは67%

| このままではますますトヨタが「EVに対して消極的」になってしまいそうだ | このままトヨタが存在感を発揮できないのか、それとも巻き返しを図ることができるのかには注目したい さて、トヨタが満を持して ...

続きを見る

つまりはテスラが圧勝となっており、これはさすがにもっとも経験が豊富だからだとも考えることができますが(テスラは他のテストでも優秀な数字を記録している)、その一方、それほどEVに関して実績のないジェネシス(ヒョンデの高級ブランド)はけっこう優秀、そして「リーフ」にてノウハウを蓄積した日産もなかなかのレベル。

一方、アウディ、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンは「今一つ」な結果となってしまい、とくにIDシリーズはバッテリーの劣化が早いという報道もあるので、1年後に同じ車両を使用してテストを行った結果はまた「興味深い」ものとなるのかも。

VW ID.3のバッテリーは1年で7.5%の劣化?すべての個体がそうであれば、そして保証の範囲であればVWは大きな出費を強いられることになりそうだ
【動画】VW ID.3のバッテリーは1年で7.5%の劣化?すべての個体がそうであれば、そして保証の範囲であればVWは大きな出費を強いられることになりそうだ

| テスラは過去に「保証の範囲以上にバッテリーが減ってしまい」しかし保証対応しなかったことで裁判になったことも | EVはまだまだ発展途上の製品であり、このまま普及すると自動車メーカーを苦しめることに ...

続きを見る

なお、仮にバッテリー容量が同じであり、駆動方式や車体重量が同じであったとしても、自動車メーカーが異なれば航続可能距離が大きく変わることも珍しくはなく、それは「バッテリーやモーターの制御技術に差があるから」。

バッテリーから最大性能を引き出すための温度管理、回生ブレーキの活用方法に差異があって、たとえば多くの自動車メーカーが取り入れる「ワンペダル」ドライブにつき、ポルシェは「無駄そのもの」だと断じ、これを排除するという制御を行っています。

ポルシェ
ポルシェはEVのワンペダル走行に否定的!「一旦電力を溜め、そこでまた放出する。つまりこれは2回もロスしているのです」実際にタイカンには装備せず

| EVが登場した初期、「EVといえばワンペダル走行」が常識だったが | いつの間にかワンペダル走行が全面に押し出されることもなくなった さて、日産リーフ然り、BMW i3しかり、EVが登場したての頃 ...

続きを見る

EVサバイバルレースを記録した動画はこちら

合わせて読みたい、EV関連投稿

メルセデス・ベンツが自社の充電網を構築すると発表!休憩や買い物もできる全天候化型、そして他社のEVでも充電が可能となるようだ
メルセデス・ベンツが自社の充電網を構築すると発表!休憩や買い物もできる全天候化型、そして他社のEVでも充電が可能となるようだ

| EVの普及と充電施設の拡充は「タマゴとニワトリ」の関係でもある | EVを普及させようと考えるならば充電器の設置は欠かせない さて、メルセデス・ベンツは2020年代までに世界的に急速充電ネットワー ...

続きを見る

米にてサブウェイがEV用充電施設、公園を併設したチャージングオアシスを展開する」と発表!今後「ファストフード+EV充電器」はスタンダードに?
米にてサブウェイがEV用充電施設、公園を併設したチャージングオアシスを展開する」と発表!今後「ファストフード+EV充電器」はスタンダードに?

| これが実現すれば、文字通りすべての人々にとってメリットのあるものに | ファミレスでも同様の試みを行うケースが登場するかもしれない さて、サブウェイ(米)が新業態として「サブウェイ EVチャージン ...

続きを見る

EVの充電
東京都が新築マンション建設時にEV用充電スタンドの設置を義務付けるらしい!現在の150倍、6万台のEV充電器の設置を目指しているという報道

| 日本ではEVに対する関心がとにかく薄く、EV購入のメリットはほぼ感じられない | 軽自動車やハイブリッドなどランニングコストの安いクルマを安く購入でき、EV購入後の優遇もほとんどない さて、東京都 ...

続きを見る

参照:carwow

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->VW(フォルクスワーゲン/Volkswagen), >アウディ(Audi), >テスラ(TESLA), >メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG), >韓国の自動車メーカー
-, , , , , , , ,