標準モデル比+29馬力、重量-50キロ。0-100キロ加速は3.7秒
BMWが「M3 CS」を公式発表。
エンジンは454馬力を発生する3リッター・ツインパワーターボを搭載し、これによって0-100キロ加速は3.7秒、最高速度は時速280キロに。
重量についてはスタンダードモデルのM3に比べると50キロのダイエットに成功。
これは主にフードやその他に使用されるカーボン製パーツが貢献しているとのことですが、「重心とロールセンターを最適化できる」ように車体の端や上部にあるパーツを優先的に軽量化している、とのこと。
軽量化の度合いはM4 CSよりも大きい
出力はM4 CSと同様ではあるものの、M4 CSの軽量化は32キロにとどまっており、つまりM3 CSのほうが「標準モデルに対する戦闘力が高くなっている」とも考えられます。
機能面ではアダプティブMサスペンション、アクティブMディファレンシャル、デュアル・ブランチ・スポーツエキゾースト、カーボンセラミックディスクブレーキの装備がトピック。
このあたりはM4 CSと同じですね。
外観だとリアスポイラー、リディフューザー(M4GTSと同じ)、フロント19/リヤ20インチホイール(タイヤはミシュラン・パイロット・スーパースポーツ)、フロントスプリッター(M3 CSとは形状が異る)、フロントフード、ダークカラー仕上げテールランプがM3との識別点となっています。
生産台数は1200台に限定され、そのうち550台がアメリカ市場向けに販売されることが発表済み(日本での発売、価格、台数は不明)。
エンジンルームにもカーボンパーツ多数。
インテリアも特別仕様。「CS」ロゴがその特別さをアピール
インテリアだと2トーンメリノレザー、ハーマンカードン製オーディオが特別に付与。
ドアシルプレートには「M3 CS」のロゴが。
ステアリングホイールはアルカンターラ巻き(けっこう太く見える)、そしてMカラーのステッチ入り。
ダッシュボードには「CS」のエンボス。
インテリアはアルカンターラを多用。
やはり「CS」の特別さを表現している部分でもあり、今後「CS」を一つのブランドに仕立ててゆこうという意図も感じられますね。
シートバックにはパンチング。
最近ではこういった「パンチングにてグラフィックを表現」する車が多く見られ、チューナーにおいても同様の傾向が見られます。