| ついに新型BMW 8シリーズが生産開始 |
BMWが発表したばかりの8シリーズの生産をディンゴルフィン工場にて開始した、と発表。
すでに欧州での価格も発表され、11月から納車が開始されることがアナウンスされていますが、現在発表されているのは(M8を除くと)トップレンジのM850i xDriveとディーゼルモデルの840d。
おそらく今後はベーシックグレードやハイブリッドモデル、そしてM8やそれらのコンバーチブルモデルが発表されることになりそう。
製造中もイケてるBMW 8シリーズ
BMW8シリーズは90年代に一斉を風靡したものの、その後は販売減少によりいったんは「終売」に。
その後にBMWが自信を持って送り出したのが今回の新型8シリーズ。
メルセデス・ベンツはFFモデルを中心にエントリーモデルを拡充し、若年層を獲得することで「ブランドの若返り」を図っていますが、BMWはそれとは逆に8シリーズやX7など高価格帯のモデルに注力し、メルセデス・ベンツとは異なる戦略を展開しているのが面白いところ。
低価格帯になるとBMWやアウディのほか、フォルクスワーゲンやルノー、トヨタ、ホンダ、マツダなど「プレミアムカーブランド以外」も競合対象となり利益を獲得しにくいのかもしれませんね。
そして競争が激化すると装備や品質を上げねばならず、そしてそうなれば(コストパフォーマンスが高くなって)自社ブランドの上位モデルを侵食しかねず、たとえばメルセデス・ベンツだとCクラスの出来が良すぎるためにEクラスを購入する意味が希薄になってしまい(とくに最近のメルセデス・ベンツは金太郎飴デザインを採用しているので各クラスがよく似ていてデザイン的な差別化に乏しい)、それはそれで困ったことになりそうです。
それでは動画を見てみよう
こちらが工場内で新型BMW 8シリーズを製造する様子を収めた動画、「2019 BMW 8 Series Coupe enters production」。