BMWアブダビは派手なボディカラーを持つサルーンが好み
いつも様々なカスタムカーを公開するBMWアブダビが、今回オースティン・イエローのBMW M5コンペティションを公開。
この「オースティン・イエロー」はBMWがもともと持っているボディカラーではありますが、M5には標準で設定されておらず、それを正規ディーラーであるBMWアブダビが、BMWのカスタム・プログラム「インディビデュアル」を使用して特別にオーダーした、ということになります。
なお、BMWのボディカラーは「フェニックスイエロー」「ダカールイエロー」など、(イエローに限ったことではありませんが)地名がつけられることが多いようですね。
大柄なボディこそ明るいカラーがよく似合う
BMWアブダビはこういった明るいボディカラーを好むようで、これまでにもM5や5シリーズだけではなく、7シリーズにも明るいグリーンやパープル、ブルーといったカスタムカラーを用いています。
さらにはACシュニッツァー製のエアロパーツやホイールを好んで装着する傾向にあり、そしてこの個体もやはり、ACシュニッツァー製のフロントバンパーインサート、リアウイングを装着。
その他だとアクラポヴィッチ製のエキゾーストシステムも装着済み。
カーボンファイバー製ドアミラー、サイドのステッカーなどMパフォーマンス製のパーツも多く見られますが、このあたりはBMWアビダビ得意の「ブランドミックス」ですね。
珍しくホイールはノーマルですが、切削加工がボディ各部のカーボンファイバーの質感とマッチしているように思われ、なかなかに上品かつスポーティーな仕上がりに。
もともとグルルフレームやモール類がブラック、そしてカーボンルーフ採用ということもあり、さらにはゴールドのブレーキキャリパーと合間って、かなり統一感のあるカスタムだと言えそうです。
反面、インテリアについては「ほぼノーマル」のようですが、もともとBMWアブダビがインテリアに手を入れることは少ないように思います。
日本だとBMWのボディカラーは「ホワイト」と「ブラック」が大半
なお、BMWはその国によって好まれるボディカラーが大きく分かれるようで、北米だとグレーやブルー、欧州だとグレーが好まれる傾向にある、と言われます。
反面日本だと「ホワイトとブラック」が大半を占め、とくにホワイトの人気が高いようですね。
ただ、BMWジャパンとしてはこの傾向をちょっと変えたいと考えているのか、最近ではカラフルなボディカラーを持つ限定シリーズを投入する、といった活動も見られます(もしくは、BMWのカスタムプログラム”インディビデュアル”を活性化し、一台当たりの販売単価と利益単価を上昇させたいのかも)。