| けっこうオーストラリア警察は資金的に余裕がある? |
オーストラリアはビクトリア州の警察が「テスラ・モデルXをパトカーに採用した」と発表。
世界中では多くの警察がスポーツカーやスーパーカーをパトカーとして採用する例があるものの、テスラ・モデルXを警察車両に加えるのは非常に珍しい、と思います。
加えて、そういった「ハイパフォーマンス警察車両」に多くはプロモーションを目的に採用しているものの、今回のモデルXについては実務に当たるとしており、これもやはり「かなり珍しい」例ですね。
テスラ・モデルXのパトカーとしてのランニングコストは他の車の1/4
今回テスラ・モデルXをパトカーに転用するにあたり、もちろんパトカーっぽいラッピングが施されていますが、なんとなく「エレクトリック」を思わせるグラフィックが新しく考案され、施工されることに。
そしてルーフにはもちろんLEDパトライトが取り付けられ、リアウインドウには外側に向けた電光掲示板も。
そしてビクトリア警察は今回動画にてテスラ・モデルXがいかにパトカーに向くかについても説明していますが、たしかにモデルXに採用されている巨大なモニターは非常に有用っぽいですね。
加えて「維持費の安さ」も魅力的だと語っています。
オーストラリアの警察には意外とハイパフォーマンスカーが多い
なお、オーストラリアには意外やハイパフォーマンスカーがパトカーに採用されることが多い模様。
つい最近もホンダ・シビック・タイプRがサウス・ウェールズ警察に採用されたと報じられたばかり(これは実務には当たらない)。
その他にもメルセデスAMG E43、
メルセデスAMG GLE63、
レクサスRC F(ベースモデルのRCでも速いのに、さらに”F”)、
BMW i8、キア・スティンガーなどがオーストラリアの警察に起用されていますが、こういったハイパフォーマンスカーを導入する理由として「オーストラリアではスピード違反が多い」ということが語られています。
そして、こういったクルマをパトカーとして使用しなければならないほど「高い速度での違反が多い」のかもしれません。
なお、速度無制限区間のあるオーストリアでは「非常に高い速度で走行できる」クルマがポリスカーとしても求められ、古来よりポルシェ911がパトカーに採用されているようですね。