| メルセデスAMGはその拡大の手を緩めない |
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/07/mercedes-amg-cla-45-shooting-brake.jpg)
メルセデス・ベンツは先日「メルセデスA45」「メルセデスAMG CLA45」を発表したところですが、今回はワゴンボディを持つ「メルセデスAMG CLA45シューティングブレーク」を発表。
「A」のつくシリーズはメルセデス・ベンツではもっともコンパクト、そしてFFベースとなりますが、メルセデスAMG CLA45シューティングブレークは4WDつまり「4MATIC」を採用し、387HP(CLA45)もしくは416HP(CLA 45 S)を発生する”M139”エンジンを搭載しています。
メルセデスAMGに搭載されるエンジンは「職人による手組み」
なお、このM139エンジンの416馬力バージョンは現在「世界でもっともパワフルな4気筒エンジン」。
AMGの伝統「ワン・マン、ワン・エンジン」に則ってひとつのエンジンを一人の職人が責任をもって組み立てるという手法を貫いています。
![mercedes-amg-cla-45-shooting-brake-2019 (5)](https://live.staticflickr.com/65535/48303072952_dfab2b9e14_c.jpg)
トランスミッションにはCLA45シューティングブレーク、CLA 45 Sシューティングブレークともに8速(AMGスピードシフトDCT 8G)を採用し、駆動方式は上述の通り4WD。
これによってメルセデスAMG CLA45シューティングブレークの0−100キロ加速は4.1秒、メルセデスAMG CLA45 Sシューティングブレークでは4.0秒に。
そしてこの4WDシステムは、オプションの「AMGダイナミック・プラス・パッケージ」を装着することで、駆動力を後輪のみに切り替える「ドリフトモード」が利用できるようになります(ドライブモードを”Race”に入れる必要がある)。
![mercedes-amg-cla-45-shooting-brake-2019 (6)](https://live.staticflickr.com/65535/48303073072_b20bc75782_c.jpg)
CLA45シューティングブレークの最高速度は「紳士協定」によって250km/hに制限されるものの、CLA 45 Sシューティングブレークでは「紳士協定対象外」となり、(これもリミッターで制限されながらも)270km/hへと向上。
![mercedes-amg-cla-45-shooting-brake-2019 (3)](https://live.staticflickr.com/65535/48303073452_73b4c1c3d8_c.jpg)
その性能に見合うべくスタイルもアグレッシブそのもので、フロントグリルにはパナメリカーナグリル、フロントバンパーにはカナード、そして台形ホイールに4本出し(CLA45は82パイ、CLA45 Sでは90パイ)エキゾースストシステム、さらには巨大なディフューザー。
なお、この「リアバンパーよりもリアディフューザーのほうが出っ張っている」のは最近のメルセデスAMGの特徴でもありますね。
![mercedes-amg-cla-45-shooting-brake-2019 (2)](https://live.staticflickr.com/65535/48303073382_9f3ffd4ef5_c.jpg)
そのパワーを受け止めるべく、エンジン下には補強プレート、ストラット上部にはタワーバーが装着されるほか、ボディサイドとAピラーとを連結する補強パーツも装着されているようですね。
![mercedes-amg-cla-45-shooting-brake-2019](https://live.staticflickr.com/65535/48303073227_cdda524b39_c.jpg)
CLA45/CLA45 Sでは、「同じCLA」でもメルセデスAMG CLA35に対してエンジンを「180度」回転させて搭載することで「前方吸気、後方排気」を実現。
同一モデル内で「エンジンを反転」する例は非常に珍しいと思いますが、それだけCLA45/CLA 45 Sシューティングブレークが「本気」ということなのでしょうね。
![mercedes-amg-cla-45-shooting-brake-2019 (7)](https://live.staticflickr.com/65535/48302957041_436f1a8848_c.jpg)
メルセデスAMG CLA45 / CLA 45S シューティングブレークのインテリアはこうなっている
そしてメルセデスAMG CLA45シューティングブレーク、CLA45 Sシューティングブレークのインテリアも外装に劣らずアグレッシブで、ここだけ見ると「とてもワゴンの内装とは思えないほど」。
グリップの太いステアリングホイールにはアルカンタラが巻かれ、12時位置にはレッドのセンターマーク。
シートにもレッドのアクセントが入り、やはりアルカンターラが使用されています。
なお、メルセデスAMG CLA45/CLA 45 Sシューティングブレークは北米には導入されないとのことですが、これは「北米ではワゴンの人気が低いため」。
「ワゴン買うくらいならSUV買うわ」というアメリカ人の風潮がその理由だとされ、しかし日本には現行モデル(814万円)が導入されているため、おそらく新型CLA45/CLA45 Sシューティングブレークも日本で展開されることになるのでは、と考えています。
![mercedes-amg-cla-45-shooting-brake-2019 (1)](https://live.staticflickr.com/65535/48303073302_251888bc88_c.jpg)
VIA:Mercedes-Benz