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メルセデス・ベンツが決算発表を行い「真のコレクター向け」超少量モデル、ミトスの第一弾を2025年に発売するとコメント。モチーフは300SLか

メルセデス・ベンツが決算発表を行い「真のコレクター向け」超少量モデル、ミトスの第一弾を2025年に発売するとコメント。モチーフは300SLか
gorden.wagener / Instagram

| 同じ「300SL」でもおそらくはクーペではなく「ロードスター」の再来となりそうだ |

そしてその前にはマイバッハブランド版のSLが発売されることとなるもよう

さて、メルセデス・ベンツは2022年5月にブランド並びにポートフォリオの再編を行うと発表し、そこでは「高価格帯モデル中心のラインアップへと移行する」「Gクラス、マイバッハ、AMGといった高利益率ブランドに集中」「上位顧客を対象とした少量限定生産シリーズ”ミトス”を立ち上げる」と発表しています。

実際のところ、その後に発表されたモデルではグリルやホイール等に「メルセデス・ベンツのスリーポインテッドスター」「マイバッハのエンブレム」が散りばめられるなど、それぞれのブランドが最大限にアピールされるにようになったものの、「ミトス」に関しては音沙汰がないという状況であったわけですね。

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ところが今回「ミトス」についての言及がなされる

しかしながら今回、メルセデス・ベンツは2023年の決算発表を行う中でこの「ミトス」について触れており、そこで一枚のティーザー画像を示したわけですが(2025年に発売されることにも言及)、この場面では「限定生産モデル」「パーソナリゼーション」に更に集中すると述べ、とくにヴァージル・アブローとのコラボレーションによるモデル(マイバッハSクラス)、そしてモンクレールとの共同プロジェクト(モンドG)が非常に好評であったことについても言及しており、今後さらなるコラボレーション、そしてファッション分野との乗り入れが活発化することを予感させるといった場面も。

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そして待望の「ミトス」に話を戻すと、画像を見る限り、そしてウワサされていたとおり「AMG SL」をベースとした車両であるように見えますが、象徴的な「300SLガルウイング」ではなくオープン版の300SLロードスターを再現することとなるもよう(その前にはマイバッハブランドからSLが登場することになると見られている)。

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現在プレミアムカーメーカーが目指すのは「高利益率価格帯」

メルセデス・ベンツはこのミトスについて「非常に高級なコレクションカー」だと表現しており、その販売対象は「メルセデス・ベンツの最も熱心な愛好家やコレクター」に限定されることになり、ベントレー、アストンマーティン、フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレンなどが販売する小規模生産車と同等のポジションを狙っている、とも伝えられています。

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メルセデス・ベンツが「高価格帯」「超高価格帯」に特化するのは「コンパクトクラスの競争が厳しくなった」「世界的に”金持ちはさらに金持ちになる”」という現在の傾向を考慮したがためであり、メルセデス・ベンツの歴史とブランド力を活かして利益を最大化するにはこの方法が最良であると判断したからだと思われ、実際のところ多くのプレミアムカーメーカーでは「顧客が1台あたりに注ぎ込むお金」が増加しており、これによって利益率が押し上げられていることも明らかになっています。※実際にマイバッハ部門の売上は2023年に19%増加している

参考までに、ポルシェも今後「限定車を増加させ利益率を引き上げる」、BMWも「アルピナをさらに高い位置にセットして少量生産超高級ブランドに移行させる」意向を示していて、プレミアムカーブランド全体においてはこの傾向が揺らぐことも考えにくいのかもしれませんね。

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参照:gorden.wagener(Instagram), Mercedes-Benz

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