![内外のあちこちに「ベンツマーク」。メルセデス・ベンツがマイアミに高級タワーマンションの「第二期」販売を開始、第一期は4日で100戸を販売する](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2025/02/Mercedes-Benz.jpg)
| 現在、プレミアムカーブランドにおいては不動産ライセンスビジネスが大きな収入源に |
今後、この傾向はさらなる加速を見せるであろう
さて、アストンマーティン、ブガッティ、ポルシェ、ランボルギーニなどプレミアムカーメーカーが相次ぎタワーマンションや不動産ビジネスへと乗り出していますが、今回メルセデス・ベンツとアメリカのJDSデベロップメントグループがマイアミの「メルセデス・ベンツ・プレイス」第2タワーの販売を開始した、と発表。
タワーの竣工自体はまだ先ではあるものの、すでにモデルルームがオープンし、目玉となる「シルバーアロー・ラウンジ」の披露も行われたそうですが、このメルセデス・ベンツ・プレイス」は、アメリカでのメルセデス・ベンツ初の不動産プロジェクトであり、フロリダ州で現在建設中の中でも最大級のプロジェクトのひとつであることについてもアナウンスされています。
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「第1タワー」ではすでに4日間で100軒の住宅が販売済み
なお、今回の第2タワーの前には「第1タワー」の販売が行われていますが、こちらは公開からわずか4日間で100軒の住宅が購入された、とのこと。
そして今回発売となる第2タワーは67階建てという構成を持ち、その目玉となるのは「シルバーアロー・ラウンジ」。これは住民専用の屋上スペースには、16メートルのプール、広大なサンデッキ、そしてメルセデス・ベンツの「シルバーアロー」レーシングカーにインスパイアされた美しいデザインが施されているというラグジュアリー空間。※プールのルーフに巨大なスリーポインテッドスターがある
一方、地上レベルでは複合的な遊び場やパデル、バスケットボールコート、緑地、公園などを含んでいるのだそう。
このメルセデス・ベンツ・プレイス・プロジェクトは、「通常の枠を超えた空間、サービス、体験を提供する」ことを目的として開発が進められ、その結果としてアメニティやホスピタリティスペースはもちろん、プレミアオフィススペース、健康・フィットネス施設、174室のホテルなども含まれており、さらにはEV充電ステーション、バイクやスクーターシェア、バレットパーキング、ハウスカーなどのスペースも提供される、とのこと。
そしてこのプロジェクトはメルセデス・ベンツが直接手掛けるものではなく、「メルセデス・ベンツ・ライセンスビジネス」の一環としてメルセデス・ベンツカスタマーソリューションズ株式会社とJDSデベロップメントグループが開発を手掛けてるそうですが、それぞれ以下のとおりコメントを発しています。
「メルセデス・ベンツ・プレイスの建設が順調に進んでおり、フロリダで最も野心的で革新的な住宅プロジェクトの基盤を築いています。JDSデベロップメントグループと共に、メルセデス・ベンツらしい卓越した建築を披露し、比類のないコミュニティ体験を提供します。」
― エヴァ・ウィーゼ、メルセデス・ベンツカスタマーソリューションズ株式会社ヘッド
「メルセデス・ベンツ・プレイスの建築は、私たちの「感覚的純粋さ」というデザイン哲学の時代を超えた伝統を反映し、豪華な生活にアイコニックな可能性を吹き込みます。私たちの重要な自動車デザインの専門知識を建築に転用し、強力で異なる時代を超えた声明を発信します。マイアミのような象徴的な都市でこのようなランドマークを創造することは、人生に一度の機会であり、その名誉を感じています。そして、それは現代の都市生活における大きな声明を意味します。」
― ゴーデン・ワグナー、メルセデス・ベンツグループAG チーフデザインオフィサー
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参照:Mercedes-Benz