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新型メルセデス マイバッハ Sクラス発表、究極の「おもてなし」は光とAIへ。V12とともにロールス・ロイス、ベントレーとも異なる自社独自の新しい領域に

2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(フロントフード)

Image:Mercedes-Benz

| メルセデス・ベンツはマイバッハにて「ロールス・ロイス超え」を狙う |

「堂々たるラグジュアリー」「クワイエットラグジュアリー」両面における強い主張がなされる

メルセデス・マイバッハ Sクラスが2026年モデルとして劇的な進化とともに登場。

今回のリフレッシュはフェイスリフトの域を超え、「生成AI(ジェネレーティブAI)」や「光の演出」を駆使した、”過剰なまで”のラグジュアリー、一方では(通常の)Sクラスとも異なるクワイエットラグジュアリーにも注目しており、これまでで「最も懐が深い」マイバッハとなったのかもしれません。

2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(正面)

Image:Mercedes-Benz

この記事の要約

  • 学習する足回り: 路面の凹凸(ポットホール)を記憶し、次に通る時には事前に対処するアクティブサスペンション。
  • 最新の脳脳(MB.OS): 生成AIを活用し、自然な会話でMicrosoftやGoogleのクラウドサービスと連携。
  • V12の咆哮: 603馬力を発生する伝統の6.0L V12エンジンを継続設定。
  • 至高のリアシート: シャンパングラス、冷蔵庫、電動コンフォートドアを備えた「走るプライベートラウンジ」。
2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(サイド、ドアオープン)

Image:Mercedes-Benz

「光る、浮く、見守る」——3つのロゴが語る過剰な美学

新型マイバッハ Sクラスの外観で最も目を引くのは、ブランドの象徴である「ロゴ」へのこだわり。

  • 光るロゴ(Glow): フロントグリルやCピラーのバッジ、さらにはボンネットのマスコット(スリーポインテッド・スター)までが発光。夜の街で圧倒的な存在感を放つ
  • 浮くロゴ(Float): ロールス・ロイスのように、走行中も常にロゴが垂直を保つ「フローティング・ホイールセンターキャップ」を新採用
  • 見守るロゴ(Watch): オーナーが車を離れる際、ライトの演出とともにロゴが「見送る」ようなアニメーションを実行。細部にまでオーナーへの敬意が込められている
2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(Cピラーのエンブレム)

Image:Mercedes-Benz


AI(MB.OS)が変える「車内体験」

今回のアップデートの目玉は、メルセデス独自のオペレーティングシステム「MB.OS」の搭載です。

2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(インテリア〜運転席)

Image:Mercedes-Benz

生成AIが「執事」になる

新しいAIアシスタントは「音声操作」のみに留まらず・・・。

  • 文脈を理解: 声のトーンや行動パターンから、ドライバーの気分を察して空調や音楽を自動調整
  • 習慣を学習: 過去の行動に基づき、目的地を先回りして提案
  • クラウド連携: 自然な会話で仕事のスケジュールを確認したり、Googleで調べ物をしたりすることが可能に
2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(インテリア)

Image:Mercedes-Benz

新しい知見:レザーフリーの選択肢

なお、超高級車=本革という固定観念を覆し、高級テキスタイルや合成素材を使用した「レザーフリー(動物皮革不使用)」のインテリアオプションが追加されたことも大きなトピック。

これは、サステナビリティを重視する新しい時代の富裕層に向けたマイバッハの回答となっていますが、この「レザー」に対する見解は各社「分かれる」ところでもありますね。

ロールスロイス
ロールスロイスCEO「レザー以外の内装も用意しているが、今までにそういったオーダーを受けたことはない。レザーが高級素材として求められるのには理由がある」

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パワートレイン:V12からPHEVまで

メルセデス・マイバッハは、伝統のパワーと未来の効率性を両立させており、すでに予告された通り「V12」の継続が見逃せない点。

モデルエンジン形式最高出力特徴
S 6806.0L V12 ツインターボ603 hp0-100km/h加速 4.0秒の超ド級 limo
S 5804.0L V8 フラットプレーン530 hp + 23 hp新開発のV8。電気アシストにより更なる滑らかさを実現
S 580 e3.0L 直6 PHEVシステム合計 443 hp電気のみで約96kmの走行が可能
2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(斜め前)

Image:Mercedes-Benz


競合比較:ラグジュアリーの頂上決戦

新型メルセデス・マイバッハ Sクラスはベントレー・フライングスパー、さらにはロールス・ロイス・ゴーストの領域にまで踏み込んだクルマであり、今回のフェイスリフトによって自らそのポジションを引き上げたと考えていいのかもしれません。

2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(斜め後ろ)

Image:Mercedes-Benz

  • ハイテクvs伝統: ロールス・ロイスが「静寂とアナログの美」を追求するのに対し、マイバッハは「5万個のLED」や「生成AI」といった最新テクノロジーによる圧倒的な利便性と演出で差別化を図る
  • 路面記憶サスペンション: 新たに搭載されたシステムは、カメラで路面を読むだけでなくGPSと連動して「過去の衝撃」を記憶。同じ道を二度通る時、マイバッハは以前よりもさらに滑らかにその段差を乗り越える
2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(リア)

Image:Mercedes-Benz

結論:もはや「車」という枠を超えた移動空間

新型メルセデス・マイバッハ Sクラスは「自動車」をいう枠組みを超え、最先端のスーパーコンピューターであるとともに、「最高のプライベートラウンジ」。

光り輝くロゴや路面を記憶する足回りなど、これらはすべて、乗員を外界のストレスから完全に遮断し、至福の時間を提供するために存在するもので、「過剰であること」を美学とするマイバッハは、今回のリフレッシュでその頂点をさらに高めたと言えそうです。

2026年モデルのメルセデス・マイバッハ(フロントホイール)

Image:Mercedes-Benz

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参照:Mercedes-Benz

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