| マカンのベースモデルは48馬力、マカン・ターボは40馬力も出力向上 |
先日まさかの「グリーン」のプロトタイプが目撃された新型ポルシェ・マカンですが、その情報がチラホラ。
今回Autocar報じたところでは、新型マカンはディーゼルエンジンを捨ててガソリンエンジン一本に絞り、ベースグレードに搭載される2リッターターボエンジンは一気に出力が300馬力にまで向上する、とのこと(現行マカンの2リッターエンジンは252馬力)。
加えてマカンSの3リッターV6ターボエンジンはパナメーラに搭載しているものと同じ「355」馬力となり、こちらも現行の340馬力と比べると大幅アップ。
一方で内外装の変更は微小
なお、「マカン・ターボ」は現行の3.6リッターV6エンジンから2.9リッターターボへとスイッチし、しかし出力は現行の400馬力から440馬力へ(というウワサ)。
一気にパワーアップされるエンジンに比較して内外装のアップデートは比較的小さいとされ、外装だと前後バンパーとランプ類の変更(リアはカイエン同様に左右連結式に)、インテリアについてはインフォテイメントディスプレイのサイズが大型化。
その他の変更点としてはサスペンションのアップライトがアルミ製へと置き換えられることで軽量化され「乗り心地が向上」すると言われ、「タングステン・コート・ブレーキ」がオプション設定される、という具体的な話まで出ています(ただし実際に発表されるまでは事実かどうかわからない)。
現時点ではマカンのフェイスリフト版について発表時期もはっきりせず、パリ・モーターショーが最も有力なのでは、と言われていますね。
ちょっと不思議なのは、今に至るまでマカンにハイブリッドモデルが設定されていないこと。
ポルシェはご存知の通り「エレクトリック化に熱心な」企業で、パナメーラやカイエンにもハイブリッドを設定し、次期911(992)にもハイブリッドを設定すると発表。
にもかかわらずマカンにはハイブリッド設定がなく、これはまったくの「謎」。
一説によれば「マカンにはハイブリッドシステムを収めるスペースがない」とも言われますが、これも公式にアナウンスされたわけではなく、しかしハイブリッド化に際してなんらかの課題があるのは間違いないようです。
フェイスリフトを受けたマカンでその課題が解決されてハイブリッドモデルが登場するのか、もしくは「マイルドハイブリッド」が登場するのか、はたまた「フルモデルチェンジ」までハイブリッドモデルのマカンを待たねばならないのかはわからないものの、そう遠くないうちに何らかの答えを聞くことができる日がやってくるのかもしれません。