新型ポルシェ・マカンの0-100キロ加速は5.1秒、718ケイマン/ボクスターと同じ数字へ
ポルシェが「マカン」に続き、「マカンS」のフェイスリフトモデルも発表。
エンジン形式はこれまでと同じV6ながらも出力は340馬力から354馬力へと向上し、0-100キロ加速は5.4秒から5.1秒(スポーツクロノ装着時)へ。
なお、マカンについては欧州仕様と北米仕様とでエンジン出力が(環境規制の関係で)異なりますが、日本仕様が最終的にどうなるのか、そしてマカンSでも欧州と米国とで出力の相違があるのかどうかは不明です。
エンジン、そしてデザインはカイエン、パナメーラ同様に
ちなみにV6エンジンそのものも新しい設計へと入れ替えられ、これはカイエンやパナメーラに採用されるエンジンと同じ。
シングルターボながらも「ツインスクロール」を採用してレスポンスを向上させている、とのこと。
その他機能面での変更はサスペンションフォークの素材変更で、これはスチールからアルミニウムへ。
これによってより正確なハンドリングが実現でき、乗り心地も良くなったようですね。
加えてアンチロールバーも再調整されてハンドリングのフィーリング向上に貢献しており、オプション設定のエアサスペンションも快適性を向上させた、と述べています。
そしてブレーキフィールについても改善を行い、タッチを軽くしたほか、マスターシリンダー操作レバーを短くしたことで応答性も向上。
ブレーキディスク自体もフロントは直径が10ミリ拡大して360ミリに、リアだと2ミリ拡大し、ストッピングパワーもさらに強化(オプションでカーボンセラミックディスクも選べる)。
内外装の変更は最小限
新型マカンSの外観における変更は最少で、これは先にフェイスリフトを受けたマカン同様。
テールランプが横長になってほかのポルシェ一族と同じリヤビューとなり、LEDヘッドライトも「標準装備」に。
インテリアだと10.9インチサイズの新型PCMが装備され、もちろんこれはフルHDタッチスクリーンが採用されています。
インテリア系オプションだと「GTスポーツステアリング」「トラフィックジャムアシスト」「ヒーテッドウインドウ」「空気清浄機」が選べるようになるなど、よりスポーティーに、そしてより快適に、といった感じですね。
なお、マカンは現在のポルシェにおいて「もっとも売れている」モデル。
そしてその販売の多くは米国と中国が占めることになりますが、今回のフェイスリフトにおいては、とくに米国と中国において重視される「快適性」に焦点を当ててきた変更だと言えそうですね。
今のところ新型マカンについて日本国内での発表そして価格の公表はないものの、追って発表があることと思われます。