| 一部エアロパーツは日本でも購入が可能 |
ポルシェのカスタム/チューンで知られるテックアート。
これまでもニューモデルが発表されるや間髪を入れずにチューニングプログラムを発表しています。
もちろん992世代の911についてもすでにいくつかのパーツを公表済みですが、今回新たに””エモーショナルなサウンドを奏でる”チタン製スポーツエキゾーストを追加することに。
これは純正のドライブモードスイッチに連動してサウンドを変化させることができるといい、ドライビングスタイルに応じても「自動的に」サウンドが変更される、とアナウンスされています。
この詳細については触れられていないものの、おそらくはアクセル開度に応じて「(排気の圧力ではなく)アクティブに」フラップを開閉させるものと思われます。
この方法であれば、アクセルを踏み込んだ瞬間にエキゾーストサウンドが大きくなり、感覚的に「リニアに加速している」という印象を受けることができますが、仮にアクティブではなくパッシブであれば、アクセルを踏んでエンジン回転数が上がって(排気流量が高まると共に)ようやくサウンドが大きくなることになるため、”タイムラグ”が生じるわけですね。
重量は純正比でマイナス40%
テックアートによると、この911カレラ/カレラカブリオレ向けのチタンエキゾーストシステムの重量は純正比でマイナス40%。
取り付けは加工なしで行うことができ、エキゾーストシステムに加えて電子式バルブコントロール、必要なハーネス類も全てセットされている、とのこと。
さらにテックアート製の「パワーキット」を装着していれば「スポーツ」「スポーツ+」モードへと入れた際に60馬力の出力向上が得られるとしています。
なお、このエキゾーストシステムのテールパイプにはオプションにて「カーボン製(グロス仕上げもしくはマット仕上げ)が選べるようですね。
テックアートはこんな911用パーツをリリースしている
今回のエキゾーストシステムの他、テックアートはフロントスポイラー(9ピース構造)、サイドステップ(2ピース構造)、リアディフューザー(8ピース構造)、リアスポイラー(22ピース構造)といったカスタムパーツをリリース済み。
このほかにもホイールやサスペンション、上述のパワーキット、さらにはインテリアパーツも多数揃えていて、現時点ではもっとも「992世代の911用パーツを揃えた」チューナーだと言えそうです。
いずれのパーツも複雑な構成を持っていて、そのためにパーツごとのカラーを変更したり、もしくは同色とすることで様々な表情を作り出すことができ、「カラーコンビネーションを考える楽しみ」も。
いずれのパーツも安いものではありませんが、設計時にはクレイモデルを使用し、風洞実験によって効果が実証されているとしており、数少ない「装着によって機能が向上する」ポルシェ向けチューニングパーツだと考えて良いかと思います。
これらエアロパーツについては既に日本でも発売が開始されており、たとえばフロントスポイラーだと210,000円、フロントエアフレイム125,000円、エアアウトレット65,000円、サイドスカート210,000円、リアディフューザー165,000円、バンパーインサート70,000円、ルーフスポイラー85,000円、リアウイング750,000円、といった価格設定を持っています。
ちなみにホイールはフロント用が1本240,000円、リア用だと1本270,000円。
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