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ポルシェが公式にてビッグニュースをドロップ。「911の特別モデルが2つ発売され、ひとつは70年代を意識したデザイン重視、もうひとつは速度を重視したハードコアモデル」

ポルシェが公式にてビッグニュースをドロップ。「911の特別モデルが2つ発売され、ひとつは70年代を意識したデザイン重視、もうひとつは速度を重視したハードコアモデル」

| 前者はおそらく、長らくウワサされていた「ナナサンカレラ」のオマージュであろう |

後者はについては「スポーツカーのハードルを引き上げる」と明言されている

さて、ポルシェは昨日「今後の方針に関する重大発表」をいくつか行っていて、その中でも最大級だと思われるのが「ポルシェは現在、2つの新型911を開発中であり、まもなく発表がなされる」ということ。

ポルシェは詳細を明かしていないものの、1つはデザインを重視したモデル、もう1つはスピードを追求したモデルとなることが示唆されており、まず最初のモデルは「1970年代のスタイルを復活させる」限定モデルで、ヘリテージ・デザイン・エディションの一環として登場する予定。

そしてもう1つのモデルは、よりハードコアな仕様になることに言及されています。

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ポルシェ911「ヘリテージ・デザイン・エディション」は特別な存在

ポルシェにとっての1970年代は(911に関しては)FボディからGシリーズへの移行期ではありますが、この時代の最もアイコニックなモデルが1973年に登場した、伝説の「911 カレラ RS 2.7(通称ナナサンカレラ)」。

ポルシェはかつて、996後期以降の911GT3 RSにこのモデルのデザイン要素(カラーリングやボディサイドのストライプなど)を取り入れているものの、現在に至るまでのナナサンカレラを「直接」意識したモデルは未発売。

一方でポルシェは2022年に「スポーツ・クラシック」をヘリテージ・デザイン・エディションの第2弾としてリリースしていて、この際にも「ナナサンカレラへのオマージュモデルが発売される」と言われたことがあったのですが、当時ウワサがあったそのモデルが今回の最新「ヘリテージ・デザイン・エディション」なのだと思われます。

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現時点ではこの新しい「ヘリテージ・デザイン・エディション」がどんなクルマになるのかはわからないものの、ナナサンカレラをイメージさせるのであれば「中途半端なこと」を行うはずはなく(ファンが許さない)、当時のままの「軽量スパルタン」なクルマとなりそうです。※当時のスパイフォトでは、ナナサンカレラ風のフロントバンパーにダックテールを確認できる

そしてもちろん、発表前にすべての個体が完売している可能性が高く(もうこの時点でも割当が決まっているかもしれない)、ナナサンカレラの再来とあっては「911の限定モデル史上、もっとも高い人気を」獲得する可能性もありそうですね。

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もう一台のモデルは新型GT2 RS?

そしてもう一台のハードコアモデルは(ポルシェによれば)「911ファミリーに、スポーツカーセグメントのさらなる高みを目指すフラッグシップモデルが加わる」と表現されるもの。

フラッグシップモデルとはポルシェのGT部門が手掛けるモデルを指し、現在の頂点は「GT3 RS」。※さらに過激な「マンタイ・レーシング・パッケージ」も用意される

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こちらの発表時期については「中期(medium term)」という表現が用いられており、よって直近ではなく2025年中盤に発表、そしてモデルイヤー2026として2025年末あるいは2026年からのデリバリー開始となるのかもしれません。

参考までに、新型911GT2 RSについては以下の情報がまことしやかに囁かれています。

  • 出力は800馬力以上
  • 価格は7000万円オーバー
  • 3.8Lツインターボフラット6+電動アシストでトルク大幅増加
  • 重量増は約100kgと予想されるが、それを補うパフォーマンス向上
  • トランスミッションはPDKのみ(MTでは高トルクを受け止められない)

こちらもやはり購入難易度が極めて高いと考えてよく、しかしいざ発売となればニュルブルクリンクにおける市販車最速タイムを書き換える可能性も考えられ、911GT2 RSの登場による911のラインナップ強化、ポルシェのスポーツカー市場における地位をさらに盤石なものとすることも期待されています。

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参照:Porsche

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