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ポルシェの「中央にあるタコメーター」はいつ始まったのか?1953年の550スパイダーに始まる「レーシングDNA」とは

ポルシェの「中央にあるタコメーター」はいつ始まったのか?1953年の550スパイダーに始まる「レーシングDNA」とは

| 例外は924、944、968、928、そして初代カイエンのみ |

デジタル化されたとしても脈々と受け継がれるポルシェのDNA

  • ポルシェの「レーシングDNA」がどのようにクルマのデザインと体験を形作っているのか
  • サーキット×公道の橋渡しとなったアイコニックなディテール
  • 911や最新EVモデルまで繋がるポルシェの伝統とは
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ポルシェの「レーシングDNA」から読み解く真実

  • ポルシェの代表的な中央レブカウンター(タコメーター)は、1953年の550スパイダーから始まった
  • レース現場で生まれた「視認性重視」の設計思想が、一般市販車へと受け継がれた
  • 伝統は911だけでなく、最新のカイエンEVのデジタル計器にも影響を与えている

◆ ポルシェの“DNA”とは何か?

ポルシェが単なるスポーツカーでなく「ブランドとしての情熱」を語るとき、必ず登場するのが“レーシングDNA”という概念です。

この言葉は単なるキャッチコピーではなく、レーシングで実証された機能性が市販車へと落とし込まれている事実そのものを指しており、ここではポルシェの伝統のひとつ、「メーター中央に配置されたタコメーター」がどのようにして誕生し、現在に至るのかを紐解いてみたいと思います。

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■ 1. 550スパイダーがつくった伝説

この「センタータコメーター」は911はもちろん、3連メーターを採用する718ボクスターやケイマン、そしてSUVであるマカンやカイエンにも採用される伝統です。

数少ない例外は924、944、968、928といったトランスアクスルレイアウトを採用するモデル、そして初代カイエンのみですが、この伝統は1953年の550スパイダーに端を発しています。

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Image:Porsche

  • 1953年のカレラ・パナメリカーナ(メキシコ)で活躍
  • このレースで、初めてレブカウンター(回転計)を中央計器に配置する発想が生まれた
  • これが「ドライバーにとって最も重要な情報を常に視界に置く」設計哲学の原点

■ 2. レース → ストリートへ

年代モデル特徴
1955356 Aレブカウンターを正式採用
1963911(901)5つ計器の標準化でDNAを拡張
現代カイエンEVレブカウンターはデジタルOLEDとして進化

この系譜は、すべてのポルシェに“視認性重視”と“機能至上主義”があるという事実を示します。

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■ 3. なぜ中央に計器があるのか?

そこで気になるのが「そもそも、なぜ中央にレブカウンターを配置したのか」。

  • レーシングではドライバーが瞬時に回転数(RPM)を把握する必要がある
  • 中央配置は視線移動を最小化し、操作と反応のタイムラグを限界まで削減するため

つまり、これは単なる「見た目のこだわり」ではなく、「競技で実証された最適解」というわけですね。

ちなみに356と初期の912までは3連メーターが採用され、5連メーターが登場するのは911から(ボクスター / ケイマンの「3連メーター」は550へのオマージュ)。

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そしてこの「マットブラックにホワイト」というのも視認性を追求したがための配色であり、これはポルシェ911から導入され、ポルシェ911を設計したフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェが興したポルシェデザインの製品(具体的にはクロノグラフ1)にも引き継がれている思想。

こういった経緯を見るに、「ポルシェ」と名がつく製品は、それが競技用か商用か、そしてクルマであろうがなかろうが「すべて同じDNAを持っている」と考えていいのかもしれません。

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もうひとつ参考までに、オリジナルの550スパイダーに採用されたタコメーターは「クロームの縁取りにブラックの文字盤」というコントラストの強い仕様を持ち、文字盤上には薄い緑で0~80までの数字(回転数)、針はホワイト、そしてスケールは薄い緑から緑のメッシュへと変わって「レッドゾーン」へ。

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「デザイン」ではなく「DNA」が意味するもの

このアイコン的なメーター配置は「ポルシェが何を重視してきたか」というブランド哲学の表現のひとつでもあり、モータースポーツによって得られた機能的解決策が世代・モデルを超えて受け継がれ続けているという事実そのもの、そしてポルシェのDNAがサーキットにあるということを意味しています。

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さらにポルシェにとって「サーキットにおいても機能的なものは、公道においても機能性を発揮する」「速さと効率性を追求するのに”サーキット”と”公道”とを分けて捉える必要はない」という考え方は揺るぎない、そしてごく当たり前のものなのかもしれません。

レブカウンターの中心配置から最新のデジタルOLEDまで、ポルシェの“本質”が一貫して存在する──これがポルシェを唯一無二の存在たらしめている、というわけですね。

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参照:Porsche

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