フォルクスワーゲンがついに新型コンパクトSUV、「T-ROC(Tロック)」を公開。
ポジションとしてはティグアンの下となり、フォルクスワーゲンのSVとしては「エントリーモデル」としての位置づけ。
アウディにとっての「Q2」がそうであるようにミレニアル世代をターゲットとしており、これまでとは異なる層を取り入れようとしているためか、デザインについては(やはりQ2同様に)ほかのフォルクスワーゲン各モデルとはちょっと異なるテイストを持っています。
VWがT-ROCティーザー動画公開。高品質な内外装のディティールがわかるものに
フロントを見ると幅広のメイングリル、その下にあるクロームの加飾、バンパー左右にあるグリル外周を形どったデイタイムランニングランプなど新要素多数。
樹脂製のスポーティーなクラディング、A~Cピラーの上部を走るメタル調パーツ、コントラストカラーを採用したルーフも新鮮で、スポーティな印象、そして軽快さやシャープさを感じるように思います。
リアのデザインは斬新で、水平貴重のラインや段差が「車体を幅広に」見せているようで、SUVにありがちな「のっぺりとした」リヤハッチでないのは高く評価したいところ。
インテリアも外装同様にシンプルかつシャープで、デジタルメーターや大型液晶パネルを備えるインフォテイメントシステムが与えられ、このあたり新型ポロ同様と言えそうです。
なお「エントリーモデル」でこの装備とは、フォルクスワーゲン恐るべしといった感じですね。
安全性についても抜かりなく、衝突軽減ブレーキ、シティエマージェンシーブレーキ、レーンキーピングアシスト等が標準装備。
これらはフォルクスワーゲンの考える「VWオール・イン・セーフティ」という考え方に基づいているものと思われます(アダプティブ・クルーズコントロール、リヤトラフィック・アラート、パークアシスト、トラフィックジャム・アシストはオプション)。
エンジンについては3タイプのガソリンエンジンを用意しており(1リッター/1.2リッター/1.4リッター?)、トランスミッションは7速DSG。
駆動方式はFFで、オプションで4WDはも用意している、とのこと。
シトロエンC3エアクロスやプジョー3008には4WDはの設定がなく、しかしこのT-ROCに設定されるというのは一つのアドバンテージかもしれません。
価格については本国では2万ユーロとなっており、これは邦貨換算で258万円程度。
現在日本への導入や発売時期、価格設定は不明ですが、300万円以下で発売されれば非常に面白い選択肢となりそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Pap6WmrS-dQ