| ゴルフGTI史上最速モデルが誕生 |
フォルクスワーゲンが年一回の行事「Wörthersee GTI Meeting」にて、「ゴルフGTI TCRコンセプト」を公開。
現時点では「コンセプト」と名がつくものの、フォルクスワーゲンは今年後半から生産を行うとアナウンスしており、「ゴルフGTI史上最速」のモデルとなる見込み。
その名の通り、ゴルフのモータースポーツ専用車両「GTI TCR」にインスパイアされたものですが、エンジンは2リッターターボそのままに出力は230馬力から286馬力へ。
「限定」ではなく「通常」モデル
トランスミッションはDSGのみ、駆動輪はもちろん前輪のみ。
デフロックを備え高い戦闘力を誇ることになりそうですが、現段階では0-100キロ加速のデータは無し。
ただしフォルクスワーゲンはオプションにて最高速度のリミッターを時速250キロから264キロにまで引き上げることができるとしており、この最高速度も「ゴルフGTI史上最速」。
ブレーキはその走行速度域に合わせて容量が拡大され、ラジエターも出力に合わせて大型化。
ホイールは標準で18インチ、オプションでは19インチも用意。
サスペンションは20ミリ低められ、アダプティブ・シャシー・コントロールも専用にチューンされるようですね。
外観だとGTI TCR専用バンパー、新形状のスプリッター、そしてリアディフューザー。
エキゾーストシステムはゴルフRのみに、しかもオプション設定されるチタン製アクラポヴィッチが標準装着されるとのこと。
インテリアはマイクロファイバーを使用したスポーツシートが与えられ、シートのセンターにはレッドのストライプ、そして各部ステッチもレッドに、ステアリングホイールの12時位置にはレッドのセンターマーク入り。
なお、ゴルフGTI TCRは(GTIクラブスポーツSのように)限定モデルではないとされ、しかし価格については公表無し。
じきゴルフ8が登場すると思われますが、ゴルフGTI TCRはゴルフ7世代最後を飾るモデルとなりそうですね。
ちなみにゴルフGTIクラブスポーツSのニュルブルクリンクのラップタイムは7:49,21。
これは一時期FFモデル最速であったものの、その後ホンダ・シビック・タイプRがこれを破る7:43,8を記録しています。
ルノー・メガーヌR.S.もしくはこれのハイパフォーマンスモデルがさらに新型シビック・タイプRのタイムを短縮しそうですが、ゴルフGTI TCRも「黙ってはいない」のかもしれません。
あわせて読みたい、関連投稿
やっぱりな。新型シビック・タイプRがニュル最速にチャレンジ→FF最速の座をゴルフから奪還
VWゴルフGTIクラブスポーツが自己の持つニュルFF最速記録を上書き。その様子を動画で公開