| 今度のバンブルビーはカマロではない |
「トランスフォーマー」のスピンオフ映画「バンブルビー(BUMBLEBEE)」の予告編が公開に。
「バンブルビー」はマイケル・ベイ監督による一連の「トランスフォーマー」シリーズ前日譚という位置づけで、舞台は「1987年」。
主演はヘイリー・スタインフェルドで、彼女は2010年の「トゥルー・グリット」に出演しています。
これはアカデミー賞10部門にノミネートされながらも結局賞を取れず、しかし各方面での評価が非常に高い作品(ぼくも大好きな作品)。
はじまって5秒くらいで「あ、これはいい映画だ」とわかる一本で、彼女はジェフ・ブリッジス(”アイアンマン”に出てきたハゲの人)、マット・デイモンという共演陣と並んでも負けない存在感を放っていたのが印象的(このとき彼女はまだ14-15歳)。
バンブルビーはまだ小さい
そんな彼女が主演となる「バンブルビー」ですが、上述のように舞台は1987年。
カリフォルニアの片田舎にあるジャンクヤードでポンコツのフォルクスワーゲン・ビートル(カマロではない!)を発見するところから物語は始まるようですね。※アメリカにおけるコミックでは、もともとバンブルビーはカマロではくビートルなので、本作はアメコミに忠実だとも言える
そしてそのVWビートルを彼女は自宅ガレージに持ち帰ることに(整備用の工具がかなり揃っているのでメカには強い?)。
この当時からノドをやられていたのか、「トランスフォーマー」同様にカーステレオ(カセットテープ式!)を使用してコミュニケーション。
「このクルマは普通じゃない」と気づいたチャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)はビートルの下を覗き込み、そこにバンブルビーの「顔」があるのを発見。
そしてそれと同時に変形をはじめるバンブルビー。
バンブルビーはこれくらいのサイズで、「トランスフォーマー」のときよりはまだ小さいように思えます。
ガレージの隅っこで怯える、ちょっとかわいいバンブルビー。
ここからチャーリーとバンブルビーとの交流が始まるようですね。
「あなたは誰?」
「喋れる?」とチャーリー。
ロボット状態ではこう。
カマロとは異なってビートルは「丸い」デザインを持っていて、そのビートルを反映させたデザインとなっています。
こちらはバトル形態。
戦闘時にマスクを装着するのは「トランスフォーマー」登場時と同様ですが、ボディが「ジープ」っぽくなっていて、劇中でも”進化”があるのかもしれませんね。
ちなみにスピンオフ作品「バンブルビー」では、よりバンブルビーを人間味のあるキャラクターとして描いており、チャーリーの家族や彼氏に近いポジションのようです。
なお、ビートル(初代)を題材とした映画だと「ハービー/機械仕掛けのキューピッド(2005)」があり、こちらの主演はリンジー・ローハン(日本語吹き替えは土屋アンナ)。
NASCARでのレースシーンがあるために(ビートルがNASCARで戦う!)デイル・アーンハート、トニー・スチュワートなど当時の現役ドライバーが多く出演したことでも知られますが、単なる「アイドル映画」だとして評価は低く、しかしぼくの中では比較的評価の高い作品でもあります。
そのほかバンブルビーには「マクロス」みたいな戦闘機から変形するオートボットも(スタースクリームなのかどうかは不明)。
バンブルビーでは布陣も大きく変わり、他に登場するのはフォードGTを転売してフォードから訴えられたプロレスラーのジョン・シナ、監督は「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のトラヴィス・ナイト。
全米公開は2018年12月21日ですが、日本での公開日は現段階では不明です。