ゴルフR400は高価になりすぎて市販できないと言われたが
かつて、ゴルフRのハイパワー版となるゴルフR400(もしくはR420)が登場するという話が出たとき、おおいに市場は盛り上がったものですが、その後発覚したディーゼル不正事件の影響によってこのゴルフR400計画は潰えてしまい(表向きは価格や維持費が高くなるために消費者フレンドリーではないとされた)、今に至るまで発売されないままとなっています。※画像はゴルフ7世代のゴルフR400コンセプト
メルセデスAMG A45の416馬力には敵わないが
ただ、今回Autocar報じたところでは、じき発表される次世代「ゴルフ8」において、「ゴルフRプラス」なるグレードが設定され、これが「400馬力近く」を発揮するとも言われます。
なお現在のところ、この「ゴルフRプラス」の市販化には(VWグループ役員会の)許可がおりていないものの、フォルクスワーゲンCEO、ハーバート・ディエス氏のサポートを得ており、ゴルフRよりもずっとアグレッシブなデザインについてもすでに提案がなされている模様。
エンジンそのものはアウディによって開発された2リッターターボ(5気筒?)を搭載すると言われ、その出力は380〜400馬力となる可能性が高そう。
駆動方式は新しく開発された4WDシステム「4MOTION」、トランスミッションはDSGが組み合わせられ、0−100キロ加速は3.9秒、最高速度は280km/hにも達するというハイスペックが与えられる、とも言われます。
ボディ形状は5ドアハッチバックのみ、発売は(決定すれば)2020年となりそうですが、ぜひ発売して欲しい一台でもありますね。
フォルクスワーゲン・ゴルフRプラスの価格はいかほどに?
なお、気になるのはその価格です、フォルクスワーゲンの場合は非常に価格の推測を行いやすく、というのもパワーと価格との間に一定の相関性が見られるため。
たとえばゴルフGTIは230馬力、そして価格は(日本だと)409万円。
つまり1馬力当たり1.77万円ということになります。
そしてゴルフRは310馬力で569万円なので、1馬力当たり1.84万円。
フォルクスワーゲングループでは、上位モデルになればなるほど、上位ブランドになればなるほど1馬力あたりの価格が高くなり(つまり儲けている)、よってゴルフGTIとゴルフRとの関係にもそれは当てはまります。※このあたりドイツのメーカーはきっちりしているので計算しやすい
ここでゴルフRの上位モデルたるゴルフRプラスにつき、1馬力当たり1.9万円くらいだと想定し、これに400馬力をかけると「760万円」という価格が導き出されますが、これは一部で予想されている「ゴルフRプラスの価格はアウディRS3(760万円)と同じくらい」ともぴったり合致。
よって、ゴルフRプラスが発売されれば、その価格はおそらく760万円くらいだろう、と想像できるわけですね。
VIA: Autocar