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新型VWゴルフ正式発表!クラスを超えた装備内容、ハイブリッドは5種類。ゴルフ8は”ゴルフ7を一気に「過去のクルマ」”に

2019/10/25

| フォルクスワーゲンがゴルフにかける意気込みはハンパではなかった。これではほかメーカーは太刀打ちできない |

フォルクスワーゲンがついに新型ゴルフのスペックを含めた「すべて」を発表。
最大のトピックはそのパワートレーンで、発表時には「5つの」ハイブリッドモデルが用意されること。
そのうち2つはプラグインハイブリッド(PHEV)となり、13kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーを内蔵してピュアエレクトリックモードでの走行可能距離は60km(ゴルフ7では40キロ弱だったので、随分距離が伸びた)という環境性能を誇ります。

ゴルフ8のボディサイズは全長4284ミリ、全幅1789ミリ、全高1456ミリ、ホイールベースは2636ミリ。
ゴルフ7ではそれぞれ4255ミリ、1799ミリ、1452ミリ、2637ミリだったので、全長はゴルフ1から継続して拡大し、全幅は「これまでではじめて」縮小しています。

そのルックスは「どこからどう見てもゴルフ」。
シャープに、そして近代的になり、より上品さを増したようですね。
なお、先代モデルであるゴルフ7とのデザイン的差異については下記にて記しています。※他の画像はFacebookのアルバム「新型ゴルフ」に保存

新型VWゴルフのパワートレーンはこうなっている

新型ゴルフのパワートレーンについては、「ガソリン」「ディーゼル」「天然ガス」「ハイブリッド(マイルドハイブリッドとPHEV)」が存在し、ハイブリッドモデルだと、いずれも48Vシステムを用い、これに新世代のTSIエンジンを組み合わせ。※欧州仕様
マイルドハイブリッドはスターター兼用のモーターを採用してエンジンパワーをアシストし、これは「eTSI」と呼ばれるようですね。
そしてこのeTSIには110PS、130PS、150PS版が用意され、燃費は先代ゴルフ7に比べて10%ほど改善している、と公表されています。
PHEVでは効率重視の204PS版からスタートし、パワフルなゴルフGTEでは245PSを発生することに。

ガソリンエンジン(2リッター4気筒)では90PS/110PS、ディーゼルエンジン(4気筒)では115PS/150PS、天然ガスでは130PS。
とくにディーゼルエンジンは大きく環境性能が向上し、先代に比較してNOx排出量は80%に、燃費は最大で17%向上している、とのこと。

トランスミッションについては基本的に7速DSG(デュアルクラッチ)ですが、一部モデルには(価格的訴求力を増すため)マニュアル・トランスミッションが用意されるものの、エンジン、トランスミッションについては仕様地によって大きく変更を受けると思われ、日本向けにどのエンジンが用意されるのかは不明です。

新型フォルクスワーゲン・ゴルフの装備は「クラスを超えた、新しいベンチマーク」

フォルクスワーゲンは、ゴルフ8発表前から「コンパクトカーの新しいベンチマークとなる」ということを主張しており、実際にコンパクトカーとは思えないほどの数々の装備をゴルフ8に与えています。

たとえば「トラベルアシスト」では高速道路を(時速210キロまで)半自動運転にて走行でき、ステアリングホイール、アクセル、ブレーキの補助操作を行う、とのこと。

ゴルフ8の灯火類は「フルLED」となり、オプションではフロントには「IQ.Light(アイキューライト)」なるLEDマトリクスヘッドライトが選択でき、さらなる安全性を高めているようですね。

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新型フォルクスワーゲン・ゴルフのグレードによる装備はこうなっている

今回発表されたグレードは3つで、ベースモデルとなる「LIFE」だと、標準装備として16インチホイール、エクステリア・バックグラウンド・ライティング(ドアを開けるとVWロゴがプロジェクションにて投影されるなど)、スマートフォンチャージャー、ワイヤレス・モバイルフォンインテグレーション、インテリア・バックグラウンド・ライティング(10色)、センターアームレスト、パークパイロット、シティライト。
オプションとしては17インチホイール、クロームトリム、スポーツシート、32色アンビエントライト、LEDコーナリングライト、ダイナミックターンシグナル、トラベルアシスト、レーンアシストがラインアップ。

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「R-Line」だと17インチホイール、R-Lineバンパー、ハイグロストリム、リアディフューザー、プレミアムスポーツシート、ドライブモード、ブラックヘッドライナー、アルミ製シフトノブ、パーフォレーテッド(穴あき)レザーを使用したステアリングホイールが標準にて装備されます。

「GTE」ではフロントグリルイルミネーション、専用バンパー、専用17インチホイール、レッドブレーキキャリパー、専用ルーフスポイラーとサイドパネル、専用スターターボタン、スポーツシート、ステンレスペダル、30色アンビエントライトが与えられ、「これでもか」という充実ぶり。

いずれのモデルもインフォテイメントディスプレイを8.25インチから10インチへとアップグレードでき、400Wを誇るハーマンカードン製サウンドシステムもオプションにて選択できるようですね。

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新型フォルクスワーゲン・ゴルフのインテリアはこうなっている

インテリアは外装以上に大きな変化を持っていて、完全に「デジタル世代へ」移行。
メインのメーターはデジタル式に、インフォテイメントシステムには8.25インチ液晶ディスプレイが採用され、OCU(オンライン・コネクティビティ・ユニット)、オプションではヘッドアップディスプレイも。

Car2Xなる機能は800メートル以内にいる他の車からの情報を受け取って必要な情報をドライバーに与えるとのことで、これはゴルフ、フォルクスワーゲンという枠を超えて今後採用が拡大が期待されるサービスのようです。

そのほかはマルチファンクションステアリングホイール、We Connect、We Connect Plus、オートエアコンが装備され、ドライバーアシスト系だとレーンアシスト、レーンキーピング、ターンオフアシスト、フロントアシスト、歩行者検知機能などが与えられている、とのこと。

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新型フォルクスワーゲン・ゴルフは「ゴルフ7」すら過去のものに

全体的に見て、新型ゴルフは文字通り「コンパクトカーの新しいベンチマーク」となりそうで、そればかりか上位セグメントのクルマすら食ってしまいそうな装備も。

ゴルフ7が登場したときには「このクルマが一台あれば、ほかにはもう何もいらないんじゃないか」と感じ、モデルチェンジにしても「まだまだ(ゴルフ7の)競争力があるので、もっと先送りでもいいんじゃないか」とも思っていましたが、こうやってゴルフ8を見てみると、あれだけ魅力的だったゴルフ7が一気に”過去のクルマ”となったようにも。

日本でのグレード展開、価格などの発表はもう少し先になりそうですが、欧州では12月からディーラーに並ぶ、とのことです。

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VIA:Volkswagen

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