VWがナゾの「新型ゴルフGTI」発表を予告。ゴルフ50周年の折にニュルで発表するとなればシビック・タイプRを凌駕する「FF最速マシン」となるのは間違いナシ？

｜　おそらくはゴルフGTI エディション45同様にパワーアップ含め、すべての領域がアップグレードされた特別モデルとなるだろう　｜

そしておそらくはガソリン世代最後のゴルフGTIスペシャルエディションとなるだろう

さて、フォルクスワーゲンCEO、トーマス・シェーファー氏が自身のリンクトインにて「新型ゴルフGTI」を予告。

これは今月下旬に開催されるニュルブルクリンク24時間レースでデビューする予定だとされ、ゴルフGTIの”新たなる、そして未知なるハードコアなバリエーション”だと見られています。

アップされたビデオクリップ内では車両がピクセル（モザイク）化されているため、どういった仕様を持つのかを知ることはむずかしく、しかしトーマス・シェーファーCEOは「現在この新型車は準備中」「ファンとともにワールドプレミアを祝うために、24時間レースのためにニュルブルクリンクに戻ってくる」と述べ、発表日が5月31日ということにも言及済み。

この新型車は「ゴルフGTI エディション50」？

投稿された動画を見ると、「おぼろげながら」もそのスタイリングを見ることができ、この新型ゴルフGTIは「よりアグレッシブなフロントバンパー、ボディ同色のトリム」を持っていて、ベースとなるのはもちろん最近フェイスリフトされたばかりの8.5世代のゴルフGTI。

なお、フォルクスワーゲンは2021年初めにデビューしたゴルフGTI クラブスポーツ エディション45など、いくつかの「記念エディション」モデルでGTIの重要な記念日を祝ってきたという過去があり、そして時期的なものを考慮すると今回の新型ゴルフGTIは「エディション50」である可能性が大。

参考までに、ゴルフGTI エディション45はスポーツエグゾースト、よりダウンフォースが強化されたエアロパーツ、19インチホイールが装備され、出力は驚愕の「300馬力」にも到達しています。

そう考えるならば、今回の新型ゴルフGTIが”エディション50である”と仮定して、これは「エディション45を上回る性能が与えられる可能性が高く」、そして次世代のゴルフGTIはなんらかの形で電動化されると考えられるため、今回のゴルフGTI エディション50はつまりところガソリンエンジンオンリーの「最終版」。

さらに発表の場がニュルブルクリンクとなれば、これはもう「FFニュル最速」の座を奪還したというアナウンスが同時になされることも考えられ（でなければ多くの人は失望するだろう）、現在の王者であるホンダ・シビック・タイプRのタイムを凌駕する数字が示されることになるのかもしれません。

実際のところ、ゴルフの50周年というのは（ゴルフ存続を決めた）フォルクスワーゲンにとって一大事であり、そしてこの段階で「ガソリン車FF最速の座」を獲得しておけば今後（ガソリンオンリーのFFホットハッチが登場する可能性が低いので）永遠にその王座をキープできる可能性も見えてくるため、フォルクスワーゲンがここで本気を見せることになるのでは、とも考えています。

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