| 外観の変更としては前後バンパーがアグレッシブに、そしてライティングの変更も |
残念ながらマニュアル・トランスミッションの選択肢が消滅
さて、フォルクスワーゲンがついに「8.5」世代のゴルフRを発表。
すでにベースモデルそしてGTIのフェイスリフトが行われていますが、今回は待望のトップレンジがリューアルされることとなったわけですね(ハッチバックとワゴンボディ両方がリリースされている)。
そしてもっとも大きなトピックはこれまでの320馬力から333馬力へと出力が向上したことで(エンジンそのものは2リッター4気筒ターボのまま)、これは少し前に発売され瞬時に完売した「ゴルフR 333」と同じ出力です。
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新型ゴルフRは「フォルクスワーゲン最速」に
この出力向上に伴って新型フォルクスワーゲン ゴルフRは0-100km/hまでを4.6秒で加速し、オプションのパフォーマンス パッケージを装備すると最高速度は時速270kmにまで向上しますが、この数字はアルテオンR シューティング ブレークと並んでフォルクスワーゲン”最速”です。※このオプションを装着しない状態だと、最高速は紳士協定である250km/hに制限される
その他の変更点としてはイルミネーション付き「VWバッジ」、そしてLED Plusヘッドライトの標準装備、さらには新デザインのフロントバンパー(ブレーキへの導風量が増加している)に新しいLEDテールランプ、ブラックのディフューザーにクワッドテールパイプなど。
標準装着されるホイールは18インチの「Jerez」、しかし(欧州で設定される)ゴルフRブラックエディションを選択すると19インチの「エストリル」ホイール、ダーク仕様のVWのバッジに「R」ロゴ、そしてブラックペイント仕上げのテールパイプにブレーキキャリパーへと変更され、さらにオプションとしては(1本あたり8kgしかない、そして従来製品よりも20%軽量な)19インチの鍛造”Warmenau”ホイール、IQ.Light LEDマトリックスヘッドライトとパフォーマンスパックが用意されています。
なお、このパフォーマンス パックを選ぶと大型ルーフ スポイラー、19インチ(エストリル)ホイール、Gメーター、GPSラップ タイマー、および 2 つの新しいドライブ モード (”スペシャル”と”ドリフト”)、が追加されるそうですが、このドライブモード”スペシャル”はニュルブルクリンクに焦点をあわせて微調整がなされているのだそう。
インテリアのアップデートだと「12.9インチのインフォテインメント タッチスクリーン」「デジタルコクピット プロを備えた10.2インチサイズのデジタルメーター」がアナウンスされており、もちろんメーター内のグラフックはゴルフR専用。
そしてもっとも重要なのは、エアコン等の頻繁に使用するスイッチが「タッチ式」から「物理式」へと変更されたことで、これはゴルフRオーナーにとっては嬉しい改良だとも言えそうですね。
ただ、残念ながら、新型ゴルフRではマニュアル・トランスミッションを選択できなくなっており(おそらくはエミッションコントロールの観点から)、7速デュアルクラッチのみの設定となっています。
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参照:Volkswagen, Motor1