標準(2リッターターボ)モデルのステルヴィオとはずいぶん違う印象
さて、アルファロメオ・ステルヴィオのトップレンジ「クアドリフォリオ」の展示車と試乗車が登場し、さっそく見にゆくことに(後に試乗レポートも公開)。
ステルヴィオ・クアドリフォリオは「ジュリア・クアドリフォリオ」同様にフェラーリ設計による2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載して510馬力を発生。
アルファロメオは「このエンジンはフェラーリとは全く違う」と主張するものの、一気筒あたりの排気量、ボア&ストロークはカリフォルニアTに積まれるV8エンジンと同じ。
要は、カリフォルニアTのエンジンから二気筒削ったのがこのV6エンジンだと考えて良さそう。
なお、フェラーリはマセラティのためにエンジンを製造し、それをマセラティに納入したりしているので、その設計を(もと同じグループに属していた、そして今も無関係とは言えない)アルファロメオに提供するのはごく自然な流れだと言えそう。
アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオの実車を見てみよう
それはさておき、実車のステルヴィオ・クアドリフォリオは「(2リッターターボの)標準ステルヴィオとけっこう見た目が違う」という印象。
実際のところボディはベースのステルヴィオに比較して5センチワイド化されており、かなりアグレッシブな印象です。
フロントだと、アルファロメオの盾形グリル両脇にスリットが設けられているのが「クアドリフォリオ」の特徴。
バンパー内のグリルもより大きく、グリルのネットも「目が粗く」、ハニカム形状から「ひし形」に。
フロントフェンダーアーチのモールもボディ同色化され、標準ステルヴィオよりもワイドですね。
フロントフードには放熱用のスリット。
これはけっこう目を引く部分で、これが目立つようにと考えると「明るいボディカラーを」選んだほうが良さそう。
サイドステップもボディ同色となっていますね。
そしてリアホイールアーチのモールはさらに出っ張った形状。
リアバンパー形状も変更され、サイドやアンダー部が専用デザインとなっていて、下部はディフューザー形状に。
テールパイプは「左右二本出し」から「左右4本出し」に(欧州の自動車メーカーの場合、ハイパフォーマンスモデルではだいたいマフラーエンドが左右4本出しになる。直径よりも”本数”が重要?)。
パイプ脇にもグリルが追加されていますね。
ブレーキもキャリパー、ディスクともに容量が拡大。
ホイールは専用デザインの20インチ、そしてガンメタリック仕上げとなります。
タイヤはフロントが245/40、リアは285/40と前後で幅の異なるサイズです。
ウインドウモール類はグロスブラック仕上げ。
インテリアはカーボンパーツが多用されていますね。
ステアリングホイールは「スポーツ」仕様。
シートはSUVとは思えないバケット形状で(サイドサポートが大きく張り出している)、レザーとアルカンタラとのコンビネーション。
現在アルファロメオ北大阪さんにある展示車はこの「ホワイト」ですが、試乗車は「レッド」。
ぼくとしてはレッドのステルヴィオ・クアドリフォリオに心惹かれたワケですが、ボディカラーによってかなり印象が違う、とも感じます。
アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオを見てきたのはアルファロメオ北大阪さん
今回ステルヴィオ・クアドリフォリオを見て、試乗させてもらったのはアルファロメオ北大阪さん。
いつもお世話になり、お礼申し上げます。
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