Image:FIAT
| フィアットは過去にもジョルジオ アルマーニとのコラボレーションを行ったことがある |
内外装に使用される色味は欧州らしい「ニュアンスカラー」
さて、フィアットは今年で125周年という節目を迎えますが、今回その記念のひとつとして「500e ジョルジオ アルマーニ」を発表。
このフィアット500e ジョルジオ アルマーニは、キュートな外観と高級ファッションを融合し、2つの愛すべきイタリアンブランドに敬意を表した特別バージョンとなり、ジョルジオ アルマーニのスタイルを反映した「グリーン ミシナライズド」、そしてフィアットのデザインスタジオの発信による「グレージュ」の二色にて展開される、とのこと。
なお、日本ではさほど一般的ではありませんが、欧州では(とくに小型車やスクーターにおいて)アパレルや化粧品ブランドとのコラボレーションによるクルマを発売する例がいくつかあり、これまでにはグッチ、アンダーカバー、クレージュ、ディーゼル、ブルガリなどのダブルネームが登場しています。
フィアット500e ジョルジオ アルマーニはこんな仕様を持っている
そこでこのフィアット500e ジョルジオ アルマーニを見てみると、外装には(フィアット500の特徴のひとつでもある)レトロなクロームのトリムや装飾がなく、アルマーニによれば「単色外観を目指した」。
ちなみにホイールもボディカラーにあわせたカラーを持ち、「GA(ジョルジオ アルマーニの頭文字)」を再現したデザインが採用されています。
インテリアもまたこの特別モデル専用の仕様を持っており、ダッシュボードには上品なレーザーカットの木製インレイがあしらわれ、シートとドアインナーパネルには上品な刺繍とシェブロンステッチが施された高級ファブリックの張り地が使用されています。
シートインサートには立体的なパターンが用いられることで「クラシックな仕立て技術」を彷彿とさせ、ドアインナーパネル、ダッシュボード、リアウィンドウにはジョルジオ・アルマーニ本人のサイン入り(非常に高齢なので、今後こういったコラボモデルが登場しない可能性もあり、よってこのモデルはかなり貴重であると考える)。
特別装備としては、ガラスルーフ、JBLサウンドシステム、ワイヤレス接続が可能なApple CarPlay/Android Auto、カーナビゲーションを内蔵した10.25インチのインフォテインメントスクリーンなど。
現時点では日本国内の販売についてはアナウンスされていませんが、発売されるにしても(もともとのフィアット500eが高価なだけに)かなり高額な価格設定となることは間違いなさそうですね。
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参照:FIAT(STELLANTIS)