| フォルクスワーゲンはWRC、フォーミュラ3から撤退 |
フォルクスワーゲンが、モータースポーツから引き上げ、プライベーター向けの車両供給にシフトする、と発表。
すでに2016年シーズン限りでWRCからも撤退を決めており、フォーミュラ3のエンジンサプライヤーとしての活動も終了する、とのこと。
F3へのエンジン供給は2007年から続いており、10年の歴史がこれで幕を閉じるということになりますね。
フォルクスワーゲン・アウディグループはモータースポーツ活動を縮小?
反面、フォルクスワーゲンはゴルフGTI TCR(画像)、そしてポロ GTI R5ラリーカーをカスタマー向けに供給することに注力するとしており、2018年モデルは今年後半から購入可能になる、とのこと。
ゴルフGTI TCRはベースとなるゴルフGTIと同じ2リッター4気筒エンジンを搭載するものの出力は350馬力へと大幅アップ。
軽量化も相まって0-100キロ加速は6.5秒から5.2秒へと向上しており、相当なポテンシャルを持つマシンですね。
何よコレ。WVがオーバーフェンダーとリアウイングで武装した「ゴルフGTI TCR」を突如発表
VWが競技用ゴルフGTI "TCR" 発表。巨大ウイング、ワイドフェンダー、350馬力、0-100キロ加速は5.2秒
フォルクスワーゲン曰く、これらはカスタマーチームにとって魅力的な選択となるばかりか、若い才能を引き出すことに貢献するとのことで(車両価格が安い?)、これからはワークス活動を控えてプライベーターのサポートに回る模様。
なお、この傾向はグループ通じて見られるもので、アウディもGT4/GT3クラス、TCR向けにR8やRS3の販売を強化していて、ポルシェも「ケイマンGT4クラブスポーツ(レースカーの方)」を数量の限定なくカスタマーチーム向けに販売開始(911GT3R、911カップも)。
さらにはランボルギーニも「ウラカンGT3」の販売を強化したり、ベントレーも「コンチネンタルGT3」を用意していますね。
反面、ポルシェもルマンから引き上げてフォーミュラEへ、アウディもすでにルマンを撤退しフォーミュラEに注力するなど、全体的な方向性が少しづつ変化しているようです。
あわせて読みたい、関連投稿
アウディ・スポーツがカスタマー向けレースカー販売強化。R8 LMS GT4発表
アウディR8 LMS GT4が納車開始。価格は2650万円、市販車との共通パーツは60%
アウディスポーツが個人向けレース車両「RS3LMS」100台目をラインオフ。ゴールドラッピングでお祝い
ポルシェGT部門「新型ケイマンGT4CSはパワーアップ、ダウンフォース強化。台数の限定はない」