ナンバープレート「F1」の価格は22億円?
イギリスにて、「F1」の文字を持つナンバープレートが約22億円で販売中。
これは(ナンバープレート売買サイト?)”RegTransfers”にて売りに出されているもので、以前はレンジローバーなどのチューンでおなじみ、「カーン・デザイン」のオーナーが所有していたもの。
彼は2007年にこれを約1億円で購入していますが、それを転売するだけでとんでもない額が転がり込んでくる、ということに。
なんでナンバープレートに値がつくの?
なお、彼はこれまでにも何度となくこのプレートを「売ってくれ」と言われながらもそれを拒絶。
その中にはルイス・ハミルトンも名を連ねたと言われます(当時はそれで”金の無駄遣いが過ぎる”と批判された)。
ちなみに欧州のナンバープレートは日本でいうところの「大阪」「336」「ま」のようなものはなく、よってその番号(文字)を持つプレートは一枚のみ。
仮に日本に「F1」という文字があると仮定すれば、「大阪 336 ま F1」のような感じになり、「大阪」のほかにも「神戸」「福岡」「なにわ」など地域分だけ「F1」が存在することになり、さらには「330」「331」や「あ」「に」など数字や五十音の分も「F1」が存在するはずなので、仮にF1があったとしてもその価値はそこまで上がらないはずで(というかナンバーの売買自体できませんが)、しかし欧州だと「F1」はまさに「一枚のみ」。
よってその価値プライスレス、ということですね。
しかも日本以外の多くの国において、ナンバープレートは「車」ではなく「人」についてまわり、よって「一度取得すれば、車を売却しても返納する必要はなく、次に購入した車に装着可能」。
そういった理由でナンバープレートの売買といった行為が成立することになりますが、上述のRegTransferでナンバープレートを検索しても、意外といいナンバーは売りに出されておらず、「FERRARI」や「LAMBORGHINI]「PORSCHE」は売りに出されていない模様。※”F488 GTS”で178万円
もちろん「1」や「2」といったナンバーも存在するはずですが、それらの販売は見当たらず、希少ナンバーはなかなか売りに出されていないようですね。
当然ながら「1」はその国で最初に車を購入した人を指すことになり、その意味でも「成り上がった人」は若いナンバーを取得したがる傾向にある、とも言われます。
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