| 1位から3位までの入賞者はFCA本社に招待され、奨学金も獲得 |
フィアット・クライスラー・オートモビルが高校生を対象にした開催した「ドライブ・フォー・デザイン・コンペティション」優勝作品を公開。
上の画像が優勝作品ですが、この作品のテーマは「FCAブランドを究極まで表現すること」。
このデザインを考えたのはマイアミに住むマクシミリアン・クーパーさん。
これは「アルファロメオ・サーパンテ(Alfaromeo Serpante)」と命名され、未来のハイパーカーをイメージしたものだそう。
フロントに大きなボリュームがあり、キャノピー風のスタイルを持っていて、プジョーが発表したコンセプトカー「4002」に近い印象もあります。
なお映画「マイノリティ・リポート」に登場した2054年型レクサスもフロントにマスを集中させたデザインですね。
2位と3位の作品はこうなっている
そして2位はミシガンの高校生、ヴィンセント・ピアスコウスキーさん。
作品はマセラティ・ペスケーン(Maserati Pescecane=サメの意味)。
その意味の通り、「サメ」をモチーフにクルマへと形態を変化させたもの。
なお、ランボルギーニ・アヴェンタドールSのフロントバンパーにあるフィンのようなものもサメの胸ビレをモチーフにしたとアナウンスされ、そのほかBMW Z3のサイドスカットルもサメのエラを意識していたりして、「サメ」をデザイン的要素として取り入れているクルマは意外と多いのかもしれません。
そして3位は「アルファロメオ・レーシング」。
これら3つの作品を制作した高校生は、デトロイトにあるFCAのデザインスタジオに招待されたうえでFCAのデザイナーとの対談を行ったり、デザインを実際に行う工程を見学できる、とのこと。
さらには自動車のデザインを行うための奨学金も支給されると報じられており、かなり手厚いサポートを受けることができるようですね。
フェラーリも過去にはデザインコンペを開催
なお、こういった「自動車メーカーが開催するコンペ」はけっこう多く、過去にはランボルギーニ、フェラーリ、アルファロメオ、ホンダ等もこういったコンペを開催。
フェラーリは2年ほど前に「2040年のフェラーリ」をテーマにしたデザインコンペを開催していますね。