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ポンティアック・フィエロをフェラーリ348風のレプリカに→さらにそれをオフローダーにカスタムした車両が9,500ドルで販売中

2019/09/13

| けっこうほしいと思う人は多いかもしれない |

世の中には色々なカスタムカーが存在しますが、人気が高いカスタムのひとつが「スポーツカーのオフローダー化」。
これはレンダリングのみならず現実世界においても大人気で、これまでにもマツダ・ロードスター、BMW Z3、シボレー・コルベット、ポルシェ911、ベントレー・コンチネンタルGTなどがオフローダー化されていますね。

そして今回紹介するのもそういった「スポーツカーのオフローダー化」ですが、予想の斜め上を行くカスタムが施されているようです。

まずフェラーリのレプリカを作り、そこからリフトアップ

なお、今回紹介するオフローダーは、一見するとフェラーリ「風」。
しかし何となく感じる違和感からもわかるとおり、このフェラーリのボディ自体がレプリカだそう。

ベースはポンティアック・フィエロだとされ、これをフェラーリ化しているということになりますが、「ポンティアック」とはかつてGMが有していたブランドの一つ(2010年に廃止)。

現在は存続していないものの、かの「ファイヤーバード・トランザム」、世界一醜いクルマと言われた「アズテック」、そして今回の「フィエロ」がよく知られるところですね。

そしてこのフィエロはなんと価格1万ドル以下という激安ミドシップスポーツで(1984年発売)、スチール製スペースフレームに樹脂製ボディを架装していたという構造から簡単にボディを”張替え”できるため、レプリカベースとして大人気となっています。

シャシーはシボレー・ブレイザー

そして今回のクルマについて、上モノはフェラーリに似せたフィエロですが、下半分、つまりシャシーやドライブトレインはシボレー・ブレイザー。

なお、シボレー・ブレイザーはアメリカでは比較的手に入れやすい車体なのか、以前には同じくブレイザーの上にシボレー・コルベットのボディを載せた例も。

【魔改造】なぜ?コルベットをスーパーオフローダーに。リアにはカーゴスペースも

ちなみにフィエロをフェラーリに改造したクルマは彼の地だと「フィエロラーリ」と呼ばれるそうですが、フィエロをフェラーリのレプリカに仕立てるのはそれくらい一般的なようですね。

ただ、今回のようにそのフィエロラーリをハードなオフローダーにしてしまった例はやはり珍しいと思われ、かつブレイザーのシャシーを使用しているため「ミドシップ」ではなくフロントエンジンへと変更されるという変わり種。※しかもフロントにはカンガルーバーも装着

fiero-interior

なお、エンジンはシボレー・ブレイザーのものを使用しているため、5.7リッターV8へ。
トランスミッションは4速AT、駆動方式はもちろん4WDだそうです。

正直、フェラーリファンからすると噴飯ものかもしれませんが、どうにも妙な魅力を感じるクルマでもあり、「憎めない」ところもありますね。

なお、現在9,500ドルで販売中。

あわせて読みたい、フェラーリの「とんでもない」カスタム関連投稿

フェラーリは何かと話題性のあるクルマで、そのためカスタム市場でも大人気。
別のクルマをフェラーリにしてしまった例もあり、またフェラーリを「見る影もないほど」カスタムしてしまった例も。

ここでそのいくつかの例を見てみたいと思います。

VIA: Craigslist

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