| 全体的なイメージはSF90ストラダーレ/SF90スパイダーに近い |
現時点でフェラーリ296GTBは無敵のミドシップスポーツかもしれない
さて、先般はフェラーリ296GTBの「エクステリア」についてお伝えしましたが、今回は「インテリア」編。
フェラーリ296GTBはSF90ストラダーレ/スパイダー、ローマに次ぐ新世代のインテリアを採用していて、しかし同じ「スポーツ」カテゴリに属するために全体的なデザインはSF90系に近くなっています(ローマは「GT」という分類)。
F8系に比較すると、大きな「構造」というところではこれまでの流れを踏襲しつつ、しかしインテーフェースが大きく変更。
このメインのメーターはまさにその象徴であり、フェラーリの特徴でもあったセンターの大きなタコメーターが姿を消し、デジタルへと置き換わっています。
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フェラーリ296GTBの内装はこんな感じ
そこで296GTBの内装を見てみたいと思いますが、まず外から見えるメーターフードはこんな感じでSF映画に出てくる飛行艇のよう。
ドアをオープンするにはダクト前にある小さなパーツをプッシュします(エマージェンシーキーを差し込むスロットもこの中に収納されている)。
けっこうドアエッジは尖っているので、壁や他車にぶつけないよう注意が必要。
サイドステップがかなり出っ張っていて、かつ296GTBはF8とリブートの全高(1206ミリ)に比較すると低くなっており(1187ミリ)、乗り込むにはランボルギーニ・ウラカンと同じような姿勢を取る必要があります(ウラカンの全高は1165ミリで、やはりサイドステップが出っ張っている)。
このあたり、ドア開閉時にサイドが大きくえぐれて乗り込みが容易なマクラーレンとはやや異なる部分です。
シートはカーボン製のフルバケット。
シートシェルはとにかく薄く、そして軽そう。
ドアインナーパネルは「アセットフィオラノパッケージ」装着車なのでマットカーボンに。
ちなみにこのマットカーボンはウインドウを下ろすと外側からでもけっこう目立って見えるようにデザインされています。
エアコン吹き出し口周辺もマットカーボン。
ステアリングホイールのトップもカーボンファイバー、そしてサイドはおなじみディンプル仕様。
ちなみにこのイエローの部分も指定カラーによる変更が可能です。
ギアポジションセレクターはSF90ストラダーレで導入された「航空機のスロットルレバー」風。
センターコンソール形状もSF90系に近いように思います。
ステアリングホイールも静電式スイッチを採用した最新の世代へ。
ルーフにある室内灯のスイッチまでもが静電式!
ダッシュボード自体はこれまでのフェラーリ同様に「水平」貴重のデザイン。
ダッシュボードとセンタートンネルは分離されており、足元が広く取られています。
フェラーリ296GTBのフロントトランクはこんな感じ
室内にはほぼモノを置くことができない296GTBですが、そのかわりフロントトランクは「広々」。
フロントフードそのものもかなり大きく開くようです。
底面に段差はあるものの、容積としてはかなり広く、目視した範囲ではランボルギーニ・アヴェンタドール/ウラカンより広く、ポルシェ911/718ケイマン・ボクスター、マクラーレン720Sよりも大きいように思います。
ちなみに底の方に入っているのは(ハイブリッド用バッテリーの)充電用ケーブルで、家庭用100Vからの充電を行うことができる、とのこと。
その他の画像はFacebookのアルバム「フェラーリ296GTB / Ferrari 296GTB」に保存しています。
フェラーリ296GTBを見て来た際の動画はこちら
フェラーリ296GTBのエンジンサウンドを収めた動画はこちら
フェラーリ296GTBを見せていただいたのは神戸のオートカヴァリーノさん。
いつもお世話になり、ありがとうございます。
オートカヴァリーノ
神戸市東灘区 向洋町東 3丁目6-5
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