| 当然ながらツイッターの投稿欄は大荒れ、技術の未熟さを指摘するコメントであふれかえる |
あまりにタイヤを軽視するスーパーカーオーナーが多すぎるように思われる
さて、イギリスはダービーシャーにて、購入したばかりのフェラーリ488GTBがクラッシュするという案件が発生。
ドライバーはこのフェラーリ488GTBを中古にて購入し、購入したディーラーから出てわずか数分、距離にして3キロ程度のところで事故を起こしています。
詳細については現在調査中とのことですが、車両の破損状況から見るに、フロントからガードレールに突っ込んだと考えて良さそうです。
見たところ修理は可能であるように思えるが
ボディカラーはレッド、インテリアはタンレザー、ホイールはマット・グリージョ・コルサという人気の高いカラーを持っており、今回の事故は非常に残念ではありますが、画像を見る範囲では修理できそうにも思われ、フロントバンパーやヘッドライト、フロントフードにフェンダー一式を交換すればもとに戻せるかもしれません。
ただ、縁石に乗り上げたような痕も見られるので、足回りについてもチェックを行い、そしてアライメントの取り直し、破損があればパーツの交換を行う必要が出てきそうですね。
もちろんそれでも数百万円(もしかすると1000万円に届くかも)くらいの修理費用が必要になるものと思われ、オーナーにとっては手痛い出費、そしてひとつの教訓となりそうです。
なぜこういった事故が起きるのか
そこでなぜこういった事故が起こるのかということについて、アクセルの踏みすぎはもちろんですが、やはり「走り始めてすぐ」というタイヤの温度が低いときにアクセルを踏にこんでいるためだと思われます。
F1などのモータースポーツを見ても分かる通り、タイヤをいかに適温に保つかというのは非常に重要で、タイヤが温まっていないうちにアクセルを踏んでしまうと、びっくりするくらい簡単にコントロールを失ってしまうわけですね。
これが「イベント帰りや料金所ダッシュでの事故が多い」理由となっていて、もうひとつ付け加えるならば「タイヤが冷えた状態で加速中にステアリングを切る」というのも自殺行為に等しく、これによってクルマが(後輪駆動の場合)一瞬で横を向いたり回転することに。
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つまりタイヤの温度管理は非常に重要ということですが、これは近代のフェラーリに「タイヤ気圧センサーに加えてタイヤ温度センサーが装備されている」ことからも理解ができると思います。
とにかく、いかに高性能なエンジンを積んでいようとも、重心が低くとも、優れたトラクションコントロールシステムを装備していようとも、車両と路面との接点はタイヤのみであり、どんなクルマもタイヤの性能を超えて走ることは出来ず、タイヤの重要性についてはなによりも高く理解しておく必要がありそうです(ホンダのドライビングスクールにおいても、走行前に毎回確認させられた)。
Derby. 1st April. Driver bought a Ferrari this morning and crashed it after driving it less than 2 miles. No injuries. #DriveToArrive pic.twitter.com/X4IMuflPa5
— Derbyshire Roads Policing Unit (@DerbyshireRPU) April 1, 2022
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