| そのほか、ダウンフォースを向上させるカーボンパーツ、ローダウンスプリングにホイールセットも |
現時点では価格の発表はないが、当然ながら「安くない」ものと思われる
さて、フェラーリのカスタムパーツやチューニングプログラムを積極的に発表し続けるノビテック(NOVITEC)。
今回はフェラーリSF90ストラダーレに新しいエキゾーストシステムとECUを組み込み、ガソリンエンジンの出力は109馬力アップさせ、ハイブリッドシステムとあわせてシステム合計1,109馬力を発生させるというパッケージを発表。
なお、フェラーリはSF90ストラダーレ「ヴェルシオーネ・スペチアーレ」と仮称されるハードコアモデルを開発していると言われるので、それを待てない人にとってはうってつけのカスタムかもしれません。
-
【動画】フェラーリSF90「VS」?SF90ストラダーレをベースにした謎のプロトタイプが2種類、フェラーリ本社付近を走行中
| SF90ストラダーレはもうじき受注を停止するという噂があるようだ | SF90ストラダーレの最終限定モデルとしてなんらかのハードコアモデルが登場してもおかしくはない さて、フェラーリは「2022年 ...
続きを見る
そのパフォーマンスは大きく向上
ノビテックによると、この「+109馬力」によって0−100km/h加速は0.1秒向上して2.4秒へ、0−200km/h加速は0.4秒速くなって6.3秒に達するといい、明確な効果が得られるということになりますね。
ただちょっと心配なのは、ガソリンエンジンのパワーを上げることでエレクトリックモーターとの統合制御になんらかの影響が出ないのかということ。
ハイブリッドカー、そしてとくにSF0ストラダーレのようにパフォーマンス志向のシステムを積む場合は非常にマージンが小さく緻密な制御がなされていると理解していますが、後輪を駆動するパワーが上がることで、前輪を駆動するモーターや制御システムに影響が出ないのか、もしくは前後のバランスが崩れて車両の制御に問題が出ないのかどうかはちょっと心配(もし影響が出た場合、フェラーリの保証は使えないので、とんでもない出費を強いられそう)。
そういった心配はノビテックに任せるとして、ノビテックはさらにローダウンスプリングキットを用意しており、フロントで30ミリ、リアで25ミリ車高を下げることができるといい、SF90ストラダーレがより攻撃的なルックスになると考えて良さそうです(前下がりのほうがカッコいい)。
このほか外観にもいくつかの変更が加えられ、フロントバンパーにはアドオンとサイドフラップ、フロントフードのダクト前にはリップ、そしてサイドステップにドアミラーカバー、ダックテール、リアディフューザー、ルーフスポイラー、エンジンカバー、リアフェンダー上のエアガイド(いずれもカーボン製)といったパーツのほか、エアアウトレット付きのフロントフェンダーもラインナップされています。
ホイールはフロント20インチ、リア21インチサイズがラインナップされ、いつもどおり数十色+カスタムカラーが用意されていますが、そのほかだとカーボンファイバー製テールパイプに触媒レスキット(もちろん公道では違法)といった製品もラインナップ。
インテリアについては「顧客のリクエストにより」好みの色のレザーやアルカンターラを用いたパーソナリゼーションが可能だといい、このあたりは自由自在に仕様を選べるということになりそうですね。
合わせて読みたい、ノビテック関連投稿
-
ノビテックが限定15台、フェラーリF8スパイダーのコンプリートカーF8 N-Largo」発表!ワイドボディ装着、818馬力、0-100km/h加速は2.6秒、最高速は340km/hオーバー
| マンソリーはF8トリブート向けのN-Largoも発売済み、すでに完売と伝えられる | モナコやドバイはじめ、世界各地の富裕層に高い人気を誇っているようだ さて、ドイツのエキゾチックカー専門チューナ ...
続きを見る
-
フェラーリF8トリブート/スパイダーのノビテック製コンプリートカー「N-Largo」が販売中!価格はそれぞれ7300万円と7800万円
| 高価ではあるものの、フェラーリF8トリブートとF8スパイダーの市場価格を考慮すると「割安」かもしれない | ノビテックはなかなかに高い人気を誇るようだ さて、ブガッティやフェラーリ、ランボルギーニ ...
続きを見る
-
ノビテックがフェラーリ・ローマ用のカスタム/チューニングを公開!エアロパーツは純正リスペクト、出力はなんと84馬力もの向上を果たす
| もちろんパワーアップによって加速、最高速ともにパフォーマンスが向上 | 純正ライクなエアロパーツがなんともカッコいい さて、積極的にフェラーリ向けのカスタム/チューニングメニューを発表するノビテッ ...
続きを見る