｜ マンソリーはF8トリブート向けのN-Largoも発売済み、すでに完売と伝えられる ｜
モナコやドバイはじめ、世界各地の富裕層に高い人気を誇っているようだ
さて、ドイツのエキゾチックカー専門チューナー、ノビテック。
フェラーリやマクラーレン、ランボルギーニ、マセラティ、ベントレー、ロールスロイスのチューン/カスタムを得意としており、つい4ヶ月ほど前にもフェラーリF8トリブート向けのチューニングパッケージ「F8 N-Largo」を発表していますが、今回はそのオープン版であるF8スパイダー向けのキットをリリースしています。
N-Largoはノビテックの最上位
ノビテックは今年の9月にもF8スパイダー向けのチューニングパーツを発表しているものの、それらと今回の「N-Largo」とは基本的に別モノ。
このN-Largoシリーズはフェラーリのほかモデルにも設定されていますが、ノビテックではN-Largoを「フラッグシップ」だと定義しており、その生産数も制限されています（今回のフェラーリF8スパイダー向けだと15セットのみの供給）。
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そして「通常の」マンソリー製エアロパーツは「ノーマルのボディ」を活かし、その上にパーツを取り付けるといったスタイルを取っていますが、このN-Largoに関してはボディパネルを外してワイドフェンダーに置き換える等の大幅な改装が施されていることがひとつの特徴。
そのボディパネルはオリジナル性の高いノビテック独自のデザインとなり、カーボンファイバー製アクセントをふんだんに使用されることに。
ワイド化されたフロントとリアのフェンダーにはインレットが内蔵され、フロント/リアバンパーはエッジの効いたデザインに変更されています。
また、ヘッドライト上部のインテークを覆うことでノーマルのF8スパイダーとは大きく異る表情を演出していることも大きなポイント。
ボンネットスクープ、リアスポイラー、F1（もしくはGT3クラスのレーシングカー）にインスパイアされたカーボンファイバー製ミラーなどのディテールがエキゾチックなルックスを演出していますね。
リアだとフェラーリ特有の優雅な曲線から直線基調のデザインへと置き換えられ、賛否両論あるかもしれませんが、これを好む人も多そうです（この「N-Largoボディキット」により、F8スパイダーのリアは13cm広くなり、なんと全幅は211cmに）。
タイヤはフロント255/30 ZR 21、リアには335/25 ZR 22タイヤ、そしてホイールはおなじみヴォッセン社製（ノビテック専用のNF10 NL鍛造、72種類のカラーバリエーションが用意される）。
性能向上も抜かりない
そしてN-Largoは「フラッグシップ」として君臨するからには最高のパフォーマンスが与えられており、3.9リッターV8ツインターボエンジンは、ノヴィテック製N-Tronicモジュールを追加することで最高出力807ps（602kW/818PS）、最大トルク903Nmを発生し、これは、ノーマルエンジンと比較して97ps（72kW / 98PS）のパワーアップ、133Nm（98lb-ft）のトルクアップを実現したということを意味します。
これにより、0-100km/h加速は2.6秒（0.3秒）、0-200km/h加速は7.4秒（0.4秒）、最高速度は340km/hを超えたといい、スーパーカーを超えてハイパーカーの領域に入ったとも言えそうですね。
そのほか、サスペンションは35ミリ車高を落とすことができるスポーツスプリングが装着され、フロントにはスイッチひとつで車高を上げることができる（段差超え時などの便利な）フロントリフターも装備。
オプションではオプションのインコネル製高性能エグゾースト（金メッキが施され、スポーツ触媒が使用されている）が用意されている、とのこと。
ノビテックはF8スパイダー”N-Largo”の価格については公表していませんが、当然ながら相当に高価なことは間違いなく、しかしこれまでの例を見るに、「直ぐに完売」となってしまいそうですね。
ちなみに（画像を見る限りだと）インテリアはノーマルのように見えますが、もちろんノビテックでは「いかようにでも」カスタムを施してくれるのは間違いなさそうですね。
ちなみにフェラーリはマンソリーを相手取って「マンソリーのエアロパーツはフェラーリのデザインの模倣」だという訴訟を起こして見事勝訴していますが、マンソリーの場合は「独自性のあるデザイン」を持っているため、同様の問題が起きる心配はなさそうですね。
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