V12エンジン搭載のフェラーリ・ローマ？ボクはフェラーリがGT路線のクラシカルなV12モデルを投入するんじゃないかと考えている【動画】

｜ フェラーリは「将来間違いなく価値を上げるであろう」V12搭載のエレガントなクルマを今のうちに発売してくると考えている ｜

「ノーズの長いローマ」もけっこうカッコいい

さて、以前にも何度か目撃された、「ロングノーズを持つローマ」が目撃。

これはフェラーリ本社を出入りするプロトタイプですが、ローマのボディを使用しつつも明らかにフロントが長く、そして前後フェンダーがややワイド化されています。

おそらくは2024年辺りに発表されると言われる812スーパーファストの後継と見られていますが、全く別のモデルの可能性もあり、いったいこの試作車が何なのか謎が深まるばかり。

ちなみにローマには「オープンモデル」も追加されるようで、こちらについても試作車が目撃されていますね。

フェラーリはV12「GT」を発売か？

なお、フェラーリは自社のラインアップをいくつかのセグメントに分けていて、ひとつは（289GTB、296GTS、F8スパイダー、F8トリブート、812系の属する）「スポーツ」。

そして2つ目はローマ、ポルトフィーノM、まだ見ぬプロサングエが属する「GT」。

そのほかは812コンペティツォーネ、488ピスタなど限定モデルで構成される「スペシャル」、さらにモンツァSP1/SP2、デイトナSP3など超少量限定モデルを展開するICONA。

これまでフェラーリはV12エンジン搭載モデルについては812系を「スポーツ」、GTCルッソを「GT」へと振り分けていましたが、これからのV12エンジン搭載モデルについて、まず確定しているプロサングエ、そして812系の後継である「スポーツ」モデルに加え、エレガントな外観を持つ「GT」モデルを追加する可能性があると（ぼくは）考えており、そのGT系V12モデルが今回目撃されたプロトタイプなのかもしれません。

フェラーリは今後、5年で15車種を発表するというが

なお、フェラーリは6月に新しい中期計画を発表しており、そこで示されたのが「5年間で15モデルを発表」という精力的な計画。

実際にフェラーリはこの前の中期計画でも「15モデル」を発表するとコメントしており、実際に15モデル（SF90ストラダーレ、SF90スパイダー、ローマ、ポルトフィーノM、F8トリブート、F8スパイダー、296GTB、モンツァSP/SP2、デイトナSP3、812GTB、812コンペティツォーネ、812コンペティツォーネM、296GTS、まだ未発表ですがプロサングエ）を発表することに。

そしてこの「GT路線のV12」は新しい中期計画のうちの15モデルに含まれるんじゃないかとも考えていて、ここ最近のフェラーリには存在しなかった新しいタイプの車なんじゃないかとも考えています。

なお、フェラーリはV12エンジンについて「自社のDNA」だと断言しており、ハイブリッド化を行わず、いかなる手段を用いてもV12エンジン単体で存続させるともコメントしており、将来のコレクターズアイテムとなるであろうV12エンジンオンリーモデルを「まだ販売できる今のうちに」リリースしておくのかもしれませんね。

そしてもちろん、フェラーリは各モデルに個別のデザインを与えるため、今回目撃されたローマ同様のディティールを持ったまま発売されることはないかと思いますが、スパイビデオを見る限り、これはこれで格好いいんじゃないかと思います。

フェラーリ「V12ローマ」試作車を捉えた動画はこちら

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参照：Varryx