
| ジェイ・ケイ(ジャミロクワイ)は生粋のカーガイとしても知られている |
しかも「アナログな」クルマが好きなようだ
さて、フェラーリファナティックとしても知られる英国のミュージシャン、ジェイ・ケイ(ジャミロクワイのフロントマン)。
これまでにも数多くのフェラーリを所有してきたことでも知られますが、今回はロンドンのセルフリッジで開催されたイベント「Duke's Car Wash Cars and Coffee」にて、なんとランボルギーニの特徴的なボディカラー、ヴィオラ30°にペイントされたフェラーリF355 GTSにて登場し周囲を驚かせています。
ランボルギーニの「ヴィオラ30」とは
この「ヴィオラ30°」はかつてランボルギーニがディアブロSE30(ランボルギーニ創業30周年記念限定モデル)に設定したボディカラーで、その後に他のモデルでも選択が可能となった外板色。
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そしてジェイ・ケイとこのボディカラーとは縁が深く、というのも過去には自身の楽曲「Cosmic Girl」のプロモーションビデオにディアブロSE30を登場させたことがあるから。
さらにこのビデオに登場するスーパーカーはすべて自身が所有するクルマだとされ、この曲が収まるアルバム「Travelling Without Moving」のジャケットにはフェラーリとのコラボレーションによるエンブレムがフィーチャーされています(フェラーリから正式に許諾を得ているとされる)。
Image:Jamiroquai
さらにジェイ・ケイは「グリーンのラフェラーリ」をオーダーしたことでも知られ(すでに売却済み)、グリーンをオーダーしたことについては「皆フェラーリをレッドでオーダーするから、自分はもっともフェラーリらしくないボディカラーでオーダーしてみた」と語っています。
このほか、ジェイ・ケイはランチア・デルタ・インテグラーレ、ちょっと前のアメリカンマッスル、そしてワンオフのフェラーリのワゴン(1970年代に制作されたもの)などをガレージに収めていたことも報じられていますね。※90台にも達するコレクションを所有しているとも言われている
加えて、ラフェラーリを売却したこと、しかしF40を手元に残していることにも言及され、その際には「ラフェラーリは楽しくなかったから」とも答えているので、同氏は「ちょっと変わった、他人とは異なるセレクトを好む」「電子化が進んだ近代的なクルマは好きではない」のかもしれません。
ジェイ・ケイ(ジャミロクワイ)がパープルのフェラーリ F355 GTSに乗ってイベントに参上する動画はこちら
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参照:TFJJ(YouTube)